Ctrlキーの標準位置

投稿者: | 2020-06-07

左Ctrlキーの標準的な位置は、メインキー群の最下段の左端ということになっている。自分はその位置があまり好きではなく、Aの横の位置にあるべきと思って、だいぶ前からずっとキーの入替を行ったりしている。Realforceなどのキーボードでは、そういう切替機能が備わっているので、Windowsでキーの読み替えソフトを使うようなことはなく、ハード的な入替を行っている。
一体いつからそういう読み替えを行うようになって、それは何のきっかけだったのだろうと考えてみると、いつもはPC-98のキーボードが、CtrlがAの横だったからだと思ってきた。だが改めて確認してみると、確かにAの横にあるには違いないが、Capsキーを挟んだ更に横の位置にあって、小指伸ばし指の使いやすい位置だったというわけでもない。
おそらく、Aの横の位置が使いやすいからということで、AltIMEのキー読み替えソフトを使うようになって、その設定によってCtrlとCapsの位置入替を行ってきたので、それが当たり前になってしまったからなのだと思う。
ところで、標準では左Ctrlキーはとにかく左下の位置にあって、自分のようにAの横で無ければならないという人も多いものの、ほとんどの人は標準位置のまま使っている。こんな位置にあって打鍵しにくいのではないかと思っていたが、さほど使いづらいということでもなく、要はこれも慣れの問題なのかも知れない。
ホームポジションから手をずらさなければならないので、不便は不便と思うが、それで慣れてしまえば使いづらいという程でもない。小指で打鍵せずにその第三関節辺りで打鍵するという人も多いので、そんな芸当が出来るのは凄いと思うが、それは正しい方法とは思えない。
多くの人はカタカナなどの後変換は、F7などのファンクションキーを使って行うが、これもATOKでは標準的にCtrl+Iに割り当てられているということを知っている人は少ない。つまり、ホームから手を離さなくても、Ctrlキーとの組み合わせで実現できるのであるから、そのほうが絶対的に便利で操作も高速になる。そういう場合、いちいちホームから手を離して左下のCtrlキーに指を掛けているのではミスタイプも発生する確率も上がるし、とにかく効率的ではない。
やはり基本的な操作を割り当てられていることも多いCtrlキーはホームポジションからなるべく手を離さずに打鍵できる位置にあるのが良く、つまりはAの横にあるのが一番合理的なのではないかと思うわけである。
Capsキーは、英文タイプでは多用するのかもしれないが、和文入力においては頻度は高くなく、それが標準位置でAの横にあるのは、和文入力をする日本人が使うには勿体ないのである。