
最近は雑記ばかり。というか、内容をまとめているに過ぎない。記事が多くなりすぎるのを避けるための措置である。キャッチ画像は生成AIで一太郎を使うJKと指定したもの。画面が後ろにあるのがイマイチだが……。
この回もRealforce
キーボードは、ずっとRealforceを使っている。打鍵感が心地よいのが第一。それまで使っていたメカニカルは機構上どうしても、希にチャタリングと呼ばれる重複入力が発生して、それが気になっていた。Realforceは静電容量無接点という機構なのでそれは起こらず、ストレスなく正確な入力がずっとできる点もある。
他にも、品質と耐久性の高い国産製品、昇華印刷で消えない刻印、安心感のある標準的な配列であること、テンキーレスやUS配列、少し後になれば押下圧を選択できたりAPCなどの付加機能も備わったりと、キーボードを使って文字入力を行っていく上でとにかく快適な環境を構築できるキーボードである。
使い始めてからずっとそれが快適で、現時点で15年以上、Realforceを使っている。求めていたキーボード環境とは、多分これである。最初に購入したモデルもまだ現役で問題なく使えるが、新機能・新モデルに手が伸びてしまうので、自分の周りの環境は最新のRealforceである。会社PCでも使っているし、自宅PCでももちろん使っている。つまり、普段使うPCのキーボードは全部Realforceであるから、これ以外のキーボードは使わない日々とも言える。
ただモデルは少しずつ異なって、会社PCはJIS配列の静音・フルキーボード、自宅ではUS配列のテンキーレス・静音だったり、70%のコンパクトのRealforceで打鍵時の押下圧が軽い30gのモデルだったりする。
そういうテンキーレスのキーボード環境でありながら、独立したテンキーも使っていて、これもまたRealforceのテンキーである。数値入力の時には、やはりテンキーが一番使いやすいからで、自分は左手側にそれを配置している。
アナログな、従来の筆記具、万年筆なども好きでそれを使って筆記することは多いが、文章入力はキーボードのほうがやはり主であるから、それなら筆記具同様にこだわりたい。そういう、同様な思いから、ずっと理想のキーボード環境を求めてきて、入力方式も通常のローマ字入力とは違った、拡張入力を含めた独自の方式を使い、ハード的なキーボードはRealforceの組み合わせで、今はもう、これ以上の環境はないと思っているくらいである。
Wi-Fi知識
今、自宅でスマホでもPCでも、Wi-Fiで接続している人は多いと思うが、それに関する知識を皆それなりに持っているのかどうか。おそらく大抵は、ルータ等から示されたSSIDとパスワードを入れてそれで繋がって、それで終わりなのではないか。
少し詳しい人ならルータにログインして良いように設定するのだろうと思うが、たとえば時々スマホなどで付近のSSIDを表示させたりしてみても、企業などのものを除けばだいたい機器の初期値になっている。おそらく一般家庭ではほとんどがそうで、希に少し知識がある人が自分でわかりやすいSSIDに変更したり、その際にパスワード/暗号化キーも任意のものにしたりしているのではないか。
ただ、それ以上のことをしようと思うと、途端に仕組を少し知らなければならない面もあって、暗号化の方式をWPA3にすべきだとか、SSIDをブロードキャストするかしないか、Macアドレス制限をするかしないかなど、それらをコントロールするには、それなりに知識を持っていないと、普通の多くの人は手を出せない領域である。
この辺は、他の普通の家電なんかの設定とは少しかけ離れた、領域であるように思うものの、今は簡単に設定できるような機能も多く、たいていの人でそれが解決できるようになっているのだろうと思う。
APにMacアドレスを登録するのに、このThinpadが出力しているMacがipconfigにあるものと微妙に違っていたりして、そこがまた少し苦労した点である。
文章書きのツール
ずっと以前は文字や文章を書くためのツールと言えば紙と筆記具以外にあり得なかったが、それでももう30年くらい前からはキーボードとPCなど、電子的な入力方式が主流になってきて、自分も今や長文入力、文章書きについてはそれらのツールなしではほぼあり得ないような状況になっている。
キーボードで文字が、文章が入力できていく様は、とにかく気分がよくて快適である。子供の頃は、自分が書いた文字が、学校の印刷物などに掲載されて、すなわち活字化されるのが嬉しかった思いがあるが、そんなことは今や手軽にできてしまうし、例えば仕事なんかでは自分で入力したものが簡単に用紙に出力できて、もう活字化なんていう言葉さえ忘れて、それが当たり前になってしまっているのである。
そのような文章入力のためのキーボードはとにかく打鍵が快適でストレスがないことが重要である。自分はずっとRealforceを使っていて、おそらくこれが最良である。自分にとってのこれ以上の打鍵感のものは、今後当面は出現しないかもしれない。入力方式も、通常のローマ字入力ではなく、自分の独自の、Dvorak配列をベースにした拡張入力方式を使っているので、これがまた快適であって、これも、これ以上の方式はおそらく、そう簡単には登場しないと思える。
Realforceが快適であるということは違いないが、そのRealforceにも色々あって、いざ選ぼうとすると、それを知らない人では大いに迷いが出る物だろうと思える。たとえば配列を使い慣れたJISにするか、あるいはより快適なUS配列にするか、配色の関係、キーボードのキー数の関係、そして押下圧、APC、キースイッチを静音にするか否かなど、その辺でモデルの選択肢が多数ある。それぞれの特徴を知って、自分に合うのを選ぶべきだが、Realforceなら基本的にどれを選んでもこれは間違っていたというのはないと思えるので、最初は標準的なモデルから選ぶのがいい。すなわち、普通はJIS配列、フルキーボード又はテンキーレス、45g押下圧、くらいが標準的な要件で、他の要素はどちらの選択をしても間違いはないと思える。
また、そのようにキーボードと合わせて重要なのが、アナログ時代の紙に相当する、アプリケーション、書くための場所のようなものである。
もう今や、そのようなアプリケーションではなく、ブラウザを使ってクラウドのサービスを使うというのも一般化しているものの、それでもローカル環境で、書いた物をファイルとして残しておく、印刷データにするというのもまだ方法として健在であるから、その方法も確保しておくべきであろうと思う。
書くためのアプリケーションは、普通はワープロソフトかテキストエディタということになろうと思うが、これもどのような文章入力なのかによって、その選択は変わってくる。
ワープロソフトと言えばもうWord以外の選択がないようにも思われがちであるが、和文の文章、文書作成、小説や国語に関係するようなもの、その他基本的に和文の文章書き、文書作成には、やはり一太郎をおいて他にない。昔ながらの和文の文書・文章を書いて処理するために最もよく考えられて、もう40年もシェアを保っているのが、一太郎である。ずっと完成の域に達していて、これがなければ自分は文書作成に支障があると言えるほどのものである。
ワープロ専用機からこの分野に入った自分は、それの感覚を踏襲できて文書作成のノウハウを培うことが出来た一太郎が、一番安心して使えるのである。
また、それと同様に、テキストエディタで文字列を入力していく、テキストエディタは文章入力だけではなく、コーディングや設定ファイルその他、テキストの取り扱いを全て熟す万能ツールであるが、これも文章入力をきちんと考えて、そのような機能が充実しているものとなると少なく、自分の選択としてはWZ EDITORと秀丸エディタであって、基本的にはこれ以外に選択はない。他にもサクラエディタとか、Meryなども、文章書きに対して一定の支援機能を多くもっているので、自分は場合によりこれらを選んで使うこともあるが、基本的にはWZ Editorばかり使っている。実際、この文章もWZを使って書いてるのである。
入力のためには、当然にキーボードを自在に操れる能力も必要であって、これはすなわちブラインドタッチによる快適な打鍵である。ブラインドタッチは、キーボード盤面を見ないで入力するという方式であるが、それにより視線の移動が少なくなり、手や腕、肩・首・目の疲労軽減につながる。もちろん高速に入力できるようになるので、それによる効果も大きい。
自分も、キーボードを覚えてからブラインドタッチができるようになりたくて、それでもキーボードを普通に扱えるようになってから数年後、独学で練習をしてできるようになった。当時は普通のローマ字入力を使っていた。
実際、それまではキーボード盤面を目で見て確認しながらではあったが、それなりに高速に入力はできていた。打鍵する指を決めるのと、そのとおりに打鍵する練習を、テキストにそって少しずつやることで、比較的短時間でブラインドタッチ入力ができるようになり、それからまた少しずつ入力速度も向上していった。
そういうブラインドタッチの、実用上の効果を感じたのは、度々あるが、中でもDvorak系の独自入力に切り替えた時のそれが大きかった。ブラインドタッチができていたから、その入力方式、今も使っているこの入力方式の打鍵をキーボード盤面がない場所でも、イメージトレーニングで打鍵をすることができて、それでその新しい方式も割とすぐに習得することが出来たのである。
理想のキーボード環境
結論的にはRealforceに至るが、結局自分はどのようなキーボードが良いのか。
大きさはテンキーレスが丁度良い。これより大きなフルキーボードはバランスが悪いというか、場所も取るしマウスも遠くなる。逆に小さなHHKBなどのような60%にまでなると、使用頻度は少なくても使うキーが独立していないので、使いづらい面がある。テンキーレスが一番で、最低限は70%、ファンクションキーとカーソルキーは必要というところ。
しかしテンキーが不要というわけでもないので、独立したテンキーを左側に配置して使う。
配列はUS配列が良い。JISよりUSである。USの方がキーの配置のバランスが良く、打鍵が快適である。和文入力においても、かな入力をするのでなければUS配列で不都合は無い。
配色は、黒系配色のものが一番良いが、アイボリーのツートンという、レトロな配色のキーボードも、また良い。
機構はメカニカルなら茶軸赤軸辺りが好みで、それよりは静電容量無接点の要は東プレのものが更に好みである。押下圧は、標準的な45gで良いが、最近30gを使い始めて快適で、今後は30gので良いかと思い始めている。
Realforce選び
事務作業や一般的な用途に使うキーボードとして、Realforceは十分に推奨できるキーボードの一つである。自分も一般的なPCの使い方の範囲は超えていないと思うが、そういう一般・平均からすると文字入力の分量は少し多いという程度かと思う。
何台かPCを使うが、それらキーボードは全部Realforceにしていて、結局一番これが快適である。
簡単に言えば、打鍵感が良好であって、打鍵音も静かで嫌味がない。キーの配列やキー間のピッチは製品独自の特殊な部分はなく標準的。また製品としても国産の高品質で耐久性が高く長持ちするし、最新のモデルでは様々な機能を備えているので、好みに合った調節も可能である。
たとえばノートPCを普段使っているが、外付けのキーボードを使いたいと思って、初めてそういうキーボードを選ぶとき、どうやって何を基準にして選べば良いのか。
まず一つは大きさである。
キーボードには、テンキーまで全て備えたフルキーボード、そのテンキー部分を除いたテンキーレス、ノートPCと同様の配列や、それ以下でコンパクトにした配列ものなどがある。テンキーを要するか否か、スペースの問題はあるか、持ち運びするか否か、などでこの大きさは決まる。ノートPCにテンキーが付いていないことでExcelなどの数値入力に不満があるという場合はテンキー付きのフルキーボードが良いと思うが、配置できるスペースの関係もあるので、そういう状況を見ながらテンキーレス以下のサイズも検討すべきである。最近はそのテンキーレス以下のモデルがよく選ばれるようである。
持ち運びをする場合は、大きさの他にも接続方式として無線接続(Bluetooth接続)が可能かどうかも大きく関係してくる。優先の場合はUSB接続で、それを接続するためのUSBポートに空きがあるか、無ければUSBハブも一緒に揃える必要があるなど、その辺も考えておく必要がある。もちろん、有線のケーブルの取り回しも考える必要がある。
無線接続の場合は、Bluetoothなら最近のPCは特に何もしなくてもその接続に対応していると思うが、従来型の無線接続の場合は、上記のとおり、やはりUSB接続と同じなので、USBポートの空きのことを考慮する必要がある。
大きさと接続方式を決めて、もう最初からRealforceのキーボードを選ぶと仮定した場合、まだ幾つか選ぶべき検討点がある。
一つは配列で、US配列(英語配列)かJIS配列(日本語配列)の二つがある。一般には国内で最も普及しているJIS配列を選んでおく方が無難で、特に意識を持ってもっと効率よく打鍵・入力したいとか、その他特に理由がある場合はUS配列を視野に入れるべきである。
Realforceの場合、ここまで決めると、かなりモデルは絞り込まれる。有線接続のみのモデルか、無線接続も出来るハイブリッドか、それらのフルキーボードかテンキーレスか、あるいはハイブリッドなコンパクトサイズか、またこの時点で、配色、要するにキーボードの色を選んでおく。
配色は基本的にブラックのタイプか、ホワイトのタイプかの二択ということになっている。序でに、キートップの印字も、かな文字の有り無し、レーザー印刷か昇華印刷かということでモデルが細分されているが、全てのモデルでこれらの選択が出来るわけではない。
またもう一つの要素は、Realforceに限ってはキーの押下圧の選択である。標準的な45g、かなり軽い30gのもの、これら混合の変荷重というタイプ。以前のモデルはこれに加えて55gという選択もあったが、今はおそらくない。
一般には、45gを選んでおけば概ね間違いない。これで十分に、他の普通のキーボードよりも軽い打鍵感ということになっている。30gは更に軽くて自分はこれが最も快適だと思うが、45gを知った上で理解して、また慣れが必要であって、好みで分かれる部分もあるので、特に理由がない限りは45gないしは変荷重を選ぶと良いと思っている。
また、キースイッチのタイプも、通常タイプか静音タイプかが選べる場合がある。静音タイプは、キー特有のカチャカチャという音の成分がかなり押さえられて、耳障りが少なく打鍵作業ができるようなタイプである。比較すると、少し打鍵感も違うので、静音ではない通常タイプを好む人も少なくない。これらも、全てのモデルに療法の選択肢があるわけではないので、選べる場合にどちらか考える必要があるということである。キーの反応点を調整できるAPC機能の有無を選択できる場合もある。
これらの要素を考えてモデルを選べば、もうそれだけでかなり拘りを持ったキーボードと言えるものが選択できていると思われる。
ただ、Realforceは他の一般的なキーボードに比較すると相当高価であるので、キーボードにそこまで出費できるかどうか、その価値の対価として妥当かどうかの判断はまた別の問題と言える。
辞書機能
IMEには、自分で単語を登録できる辞書機能が付いているのが普通である。品詞別に登録できて、かな漢字変換に用いることができるので、標準の辞書になく簡単に変換できない語でも、登録することでそれができるようになる。
以前のワープロ専用機の変換の仕組みにもそれはあったが、今から考えると機能は貧弱だった。たとえばRupoでは品詞別の登録は出来ず、名詞もしくはサ変名詞としてだけの扱いで、2000語が最大、それをフロッピーディスクにバックアップしておくのも、メモリ領域の関係か何か手間がかかった。
しかしPCでは、語数の制限はメモリに依存するので事実上存在せず、品詞を指定して登録することができるので、その辞書を活用することで専門用語や特殊用語だけでなく、自分の変換にあった強いかな漢字変換を自分で構築することも可能となっていた。
自分も、当初はカタカナ語を含めてワープロ専用機で一度変換できなかった単語をほとんど全て登録していたような関係上、語数はその上限近くに達していたこともあったが、PCに乗り換えたときにその多くは既にPCのIMEでは変換できたり、カタカナ語なども変換好捕に出てあまり登録しなくても良い状況であったので、登録語数の上限がないとはいえ、登録する語数が段々と減っていった。固有名詞に関しても、人名・地名なども含めて多く辞書に載っているので、登録する必要性は薄れていった。
IMEの辞書自体も年々変化を続け、Webで検索された用語、よく使われている語、新語なども登録されて辞書がアップデートされていったり、特にATOKでは用語・用例辞書、推測変換など、補助する変換方式が取り入れられて充実してきたので、辞書に登録すべき語というのはまたずっと減ってきて、その辞書登録機能の役割は以前よりずっと薄れてきていると感じる。
学習機能も向上して、変換精度が年々向上している関係でも、辞書登録しなくても標準的な変換操作だけで目的の語が出力できるようになっているので、ユーザ登録辞書には、記号の入力がし易いような工夫の登録だとか、商品名だとか、標準的な言い方をしない略語のようなものなど、30語足らずしか今は登録していない。
省入力データ
ATOKにおいては、通常の単語登録・辞書登録機能に加えて、省入力データとしても単語登録のようなことができる。こちらは品詞別ではなく、よみと表記の組み合わせだけ、推測変換候補として出力するためのデータ、という位置付けである。
その省入力データも、同じ辞書ツールで扱えて、省入力ユーザデータ、省入力のための独立した辞書データ作成などもできるので、人名辞書などは省入力データのほうが扱いやすいと思って、そういう使い方をしたりしている。
最近になって、幾つかそういう省入力データを登録したら、サ行のよみの用語だけが登録されていない、正確には、登録はされているようだが省入力の推測候補に表示されないという現象が起こった。はじめのうちは、Webからコピーした文字列を使ったので、文字のコードの違いかと思って、何度か手入力で登録しなおしたり、一旦省入力データを出力した後削除して、出力したテキストデータに文字コードを揃えて入力して登録してみたりもしたが、やはりそのサ行の用語だけ、登録はされていても候補として出てこない。
サ行だけというのが納得できないが、自分の入力方式でサ行の子音キーが「;」なので、ATOKでは文字ではなく入力で読み取って判定するために、通常のサ行の文字ではないと認識されているのだろうかとも思った。
ちょうど5年前の自分のツイートに、実は同じような状況があって、そこに解決策も自分で書き込んでいた。
推測変換、追加する候補の設定で「複数文節からなる候補を追加する」というオプションをオンにする必要があるということらしい。
今となってはその出所がどこだったかわからない。たまたまそのオプションを付けたら出るようになったのかもしれないが、この設定をしてみたらサ行の単語も省入力データの候補として表示されるようになったのである。
原因はわからないものの、とりあえずそういうことである。
ATOKの更新やATOK Syncでの環境共有によって、このオプションがオフになっている状態になってしまったという面もあるだろう。
一太郎で書く
文章書きの作業と言ったら、黎明期はワープロソフト、あるいはワープロ専用機を使うということが一般的だった。今もそれは変わらないかも知れないが、今ではそれに加えてWebブラウザ上、クラウド上のツールを使うということも一般的である。
以前から、一部のユーザはテキストエディタを用いて、テキストファイルとして書くことを中心にしていたが、おそらく全体数からするとそれは少数派ではある。
自分もそのような状況は知っていて、当初はワープロ専用機からの流れで一太郎などワープロソフトを使って書いていたが、高機能なテキストエディタの存在を知ってからは、基本的にはテキストエディタを使って書くことの方が、圧倒的に多くなった。
単純に言えば、そのほうがより快適であるからで、ワープロソフトの動作が負担ではなくなった今のPC環境においても、やはりテキストエディタのほうが軽快であるし、書く環境のカスタマイズ性も高い。書いた原稿はどこへでもコピーしたりして使えるので、汎用性も高いと思って、今もずっと、標準的にはテキストエディタを使う。
しばらくそういう状況が続いているが、一太郎も独自に進化を続けていて、文章書きに関しては統合的な環境を提供してくれるので、テキストエディタに比較するとそういう点では多少マイナス面はあるものの、文章書きの環境としては十分に足りる、十分に機能するものなのである。
エディタフェーズ、あるいはドラフトモードを使えばある程度、ほとんどテキストエディタの環境のような感じで使うことが出来るし、画面のカスタマイズでツールを表示させたりすると、こういう多機能な環境の中で文章書き作業に集中できるような気もして、こういう使い方も悪くない。
実際、印刷やPDF化を目的とした文書作成のために一太郎はほぼ毎日使っているが、単なる文章書きにおいても、まだもっと、ずっと活用できる面があって、それを生かしきれていないという面は勿体ないとさえ感じるのである。
一太郎はATOKと共に、ここ10年以上毎年更新していて、常に最新の、最良の和文書き環境を手にしていると思えば、そういう点での快適さもある。
キーボードもRealforceを使ったり、国産ブランドのモニターに表示させて、総合的に良い環境で作業が出来ていると思っている。
一太郎2025
ワープロソフト、一太郎を知ったのは、まだ自分がPCを使うようになる前のことである。ワープロ専用機を使っていて、よくPCとの比較で名前が出てきて、既にビジネスの世界や研究の世界など、PCを使っている人がだいたい使っていたワープロソフトが一太郎であり、そして日本語入力のATOKであった。まだMS-DOSの時代、Windowsが一般的で無かった時代だから、1980年代の終わりとか、その頃である。
自分がその一太郎とATOKを使うようになったのは1995年頃で、ようやくWindows 95が市民権を得て、これからPCが一気に普及しようという、そういう時代であった。
ワープロ専用機のワープロとは、操作系に類似している点はあって感覚的に使える部分も多かったが、例えば扱える文書の量も何もかも、専用機とは大きく異なる性能であって、一気にワープロ環境がアップグレードして、自由に文書作成や文字入力ができるようになった。
それから、やがてWordの時代が来て自分も一時期はWordを使ったり、OpenOfficeやLibreOfficeのWriterを使ったりして一太郎からは離れていた時期もあったが、再びPCにちゃんとしたワープロソフトを必要とすると考えたとき、和文入力の環境が最大限に構築できるのは一太郎しかなく、また一太郎を主で使うようになった。
テキスト入力はテキストエディタを使うようになっていたが、それでも文書作成という作業には一太郎などワープロソフトは必須である。
毎年発売日に合わせて予約して一太郎を更新している。グラフィックの花子や、フォント、またATOKの使用権も付帯したり、ATOKユーザでの優遇もあるので、やはり一太郎の導入はまだ当面は必須である。
今回の2025は、40周年記念とのことだが、10年前の30周年記念の時のような盛りだくさんという状況ではない。他の年の内容と、そんなに変わりはないという気がする。
一太郎自体が更新されて、またこの時期に合わせてATOKも新しくなるという事自体は嬉しい。ハード的にもキーボードはRealforceとして最新最強の和文作成の環境が整い、これ以上求める環境は無いのだと思えば、安心して、満足して文章を書いたり文書作成をしたりといった作業ができるのである。
実のところ、普段は一太郎ではなくWZ EDITORを使って原稿を書くことのほうが多い。最近は自宅で文章自体を書く機会が減っている。仕事では毎日一太郎を使うようなことになっているが、自宅においても一太郎を更新した時期くらいは、たまにこうして一太郎を使って文章を書いてやることも必要である。
書く環境
結局毎回同じようなこと、同じ事を書いていて、それは生成AIに何度も同じプロンプト入力して、内容が異なっても行き着く結果は同じであるというな、そういう違いなのかもしれないが、つまりは全く同じ事を文章だけ変えて、それを書いている。
自分の書く環境、手書きではなくPCで書く環境としては、テキストエディタ、ATOKという基本はずっと変わっていない。一太郎もある。それに加えて、キーボード環境としてはRealforceだし、AOURの入力方式を使って、通常のローマ字入力ではない方式での打鍵をして、ある程度は高速に入力が出来ている。今後もこういう環境を維持して、楽に文字入力をしていきたいと思っている。
比較するジャンルがそれぞれ異なるが、効果を最も感じるのは、キーボード入力、そしてAOURの方式である。この二つの組み合わせが最良で、それが最適の要因と言っても良い。Realforceは特に説明の必要がない、国産高級キーボードで、特に打鍵感が良く、打鍵音も静かで快適、このキーボードなら長時間の作業も苦にならない程で、まずこれが一つ。
そして、AOURは自分が20年近く前から使っている独自の入力方式で、Dvorak配列をベースとした入力であることと、多くの拡張入力定義を割り当てているので、少ない入力で高速に打鍵できる。特にAOURは、他に誰も使っていないと思う方式であるので、その点も満悦感がある。別に、良い入力方式は多くのユーザがいる必要もない。使って快適かそうでないか、ただそれだけである。
NextCloudのクライアント
NextCloudのデスクトップクライアント、3.14系以降で、システムの文字をUTFにしておかないとこのクライアントが全く動かなくなる不具合が生じて、ずっと更新されてもそのままだった。ユニコードのしてしまうと、一太郎などのレガシーなアプリケーションで文字化けを起こして使えなくなるので、それは都合が悪く、仕方なく古いクライアントを動かして使っていた。
そのクライアントが、3.15.3でようやく不具合が解消されたというので、やっと新しい版に更新することができた。
ATOKと共に
PCを使い始めた時からずっと、IMEはATOKである。ワープロソフトは一太郎からWordに乗り換えていた時期もあったが、ATOK以外のIMEをメインで使っていたことはない。
当初は、一太郎付属のATOKを使い、Wordにした頃は単体購入ATOKを何年も使ったり、そのうちに定額制ATOKが出てきて、常に最新に出来るのが利点と思ってそれにしたりもした。
そしてまたそのうちに、ワープロソフトを一太郎に戻すことにした際に、定額制から買い切りATOKに乗り換えて、そうして10年くらい経つうちにその買い切り版ATOKという選択肢も無くなり、今はATOK Passportのユーザとなっている。
買い切り版のほうが安心してずっと使えるという気がして、ATOK Passportは不安でもあったが、付帯サービスも様々使えて、一太郎購入と共に更新すると一太郎もATOK Passportユーザ優待版の対象にもなり、心配していた使用期間の空白も生まれない仕組みになっていて、今はこれで満足している状況である。
正確には、まだPCを実際に使い始める前から、一太郎同梱のATOKが優秀だということは知っていた。MS-DOSのFEPとしては他に松茸が有名でこれも選択肢としてはあったが、何だったか幾つか制約のようなものがあり、結局PCを使い始める際には一太郎+ATOKからということに、事前に決めていたのである。
ATOKを使い始めた頃、つまりはワープロ専用機からPCに乗り換えてPCの仕組みを使い始めた頃であるので、その違いは大きく、PCでできるようになったことが多数あって、特別な不満は生じなかった。その頃は他のIMEと比較するようなこともなく、Windows 95になってMS-IMEはまだどうかというところでもあった。
最新ではないにしても、ずっとATOKを使い続けていたが、そのうちにGoogle日本語入力が出てきた。Web検索から変換辞書が作成されているという画期的なもので、最新用語の変換が良く、使い易い面もあったりするので、時々比較して使ったりはするのではあるが、やはり主として使うのはATOKに限られる。総合的に見て市販ソフトであるATOKのほうがやはり使い易い面、辞書との連携や辞書設定を詳細に行うことができるなど、その前に有償として費用を支払っている関係で、こっちを使うべきという観念が働いているような面もある。
ATOKの使用、IME使用の転換点となったのが、AOURの独自の入力方式への切替である。
ローマ字入力よりももっと効率のよい入力方式はないかと、それまでAZIKを使って拡張していたが、それのDvorak配列版、ACTがATOKで簡単に実装できなかったので、そのATOKの制約に合うように改変しつつ実装して、実際に使ってみるに至ったのが、20年近くも前のことである。
Google日本語入力やMS-IMEでもこれを実装する方法はその後に備えたものの、以来、尚更ATOKは自分のPCでの入力に際して必須のものとなったのである。
Realforce 23U/UB
Realforceのテンキーとしては、最近RT1というモデルの最新型が出たが、2009年に発売された前身モデルが23U、23UBである。RT1もほぼこの形状を踏襲した有線専用のテンキーだが、数字部分以外のキーの配列は23U/UBと異なっていて、その部分で違いがある。
自分はまだテンキーレスのRealforceとの組み合わせで23U/UBのほうを使っている。自宅での作業ではそんなに数字だけ入力するような作業はほとんどないが、それでも半角数字をそれだけ入力するような場合には重宝しているので、テンキーレスキーボードの左側に配置して使っている。
永らく、標準的な設定でだけ使っていたが、改めてCtrl+X,C,Vのショートカットが使えるので、DIPスイッチでその設定に変更してみた。
最上段のキーにこれらの頻度高く使う編集機能ショートカットが割り当てられるほか、=のキーがBSキーになる。位置的に9の右上なので、BSキーのあるべき位置のイメージと合って、おそらく使い易いのではないか。
23U/UBでは、最上段はESC,Tab,BS,Shiftという順に標準の設定で並んでいる。ESCはその位置でよく使うが、その他の3つは、テンキーのその位置にある状態では使わない。特にShiftキーはテンキーにあっても、よく使い道がわからない。Tabキーは、テンキーを左側に配置している関係上、本体キーボードのTabキーと近く、さほどそこになくても不便を感じない。
それなら、キートップ前面に書かれているような、Cut、Copy、Pasteのショートカットを割り当てた方が使えるのではないかと思った。もちろんこれも、本体キーボードの川でCtrlとの組み合わせでショートカットが使えるが、単一のキーとしてあるのも悪くないのではないか。
そのように考えて、DIPスイッチで切り替えてみたところである。
ところが、CopyとPasteは効くのだが、Cutのキーが効かない。一太郎では動作するが、テキストエディタではダメだ。これはCtrl+Xにダイヤモンドカーソルのショートカットを割り当てているから、このキーだと↓への移動キーになってしまったりする。
でも、ダイヤモンドカーソルとしての上下は余り使わないから、それは戻してしまっても良いだろうと思って、そのような調整が必要である。
なお、加えて、Ctrl+Xが切り取りの機能に割り当たっていないと、そもそもそれは動作しない。
23U/UBのDIPスイッチでは00のキーを000にも変更できるが、あまり自分は000ばかりを入力するような作業がないので、00の設定のままで、ここは問題ないだろうと思っている。
新型のRT1では、これらキーだけではなく、全キーを自由にカスタマイズできるようなので、もっとずっと高度なことが出来るだろうと思うのだが、それ以上の役割が必要かどうかは、自分の使い方の範囲の中では、今のところ思い付かない。
編集の基本
23U/UBのテンキーの切り替え利用で、Cut、Copy、Pasteの、文字入力編集の基本に立ち返ってみた。
そもそも、ワープロ専用機でこの種の文字入力に入った自分は、複写、移動、削除、挿入などという言葉で、これらの機能を覚えていた。
削除、挿入ももちろんだが、複写や移動も、文章書きの世界では当たり前の、基本の編集操作である。
PCの世界で、削除、挿入はワープロ専用機とも同じ意味の動作だが、複写と移動は少し考え方が異なっていた。
ワープロ専用機の複写や移動は、元の場所から次の場所に同じものを入力する、移し替えるというまでの一連の手順だが、PCにはそれを一括して作業するという考え方はない。高度なエディタなど、特定アプリケーション単位ではあるのかもしれないが、普通はない。
PCでは、クリップボードという一時保存領域の概念で、複写したもの、切り取ったものをそこに一時的に積み込んで、その後にPaste、つまり貼り付け操作を行うという二つの作業を行わなければならない点である。
最初はこの一連の仕様の違いに僅かに戸惑った。ワープロ専用機では、連続して複写する場合はそれ専用の操作、連続複写、のような操作が必要だったが、PCの場合はクリップボードに積み込んだ内容が削除されない限りは何度でも貼り付けができる。
複写と切り取りは、そのクリップボードに選択範囲を積み込む動作で、複写は積み込み元をそのままにして、切り取りは積み込み元を削除する。切り取りでも複写でも、クリップボード内のデータ自体の違いはないことなど、そういう感覚の違いもある。
これら操作はテキスト・文字列だけではなく、画像などのデータ、ファイル操作でも同じである。
削除と挿入はひとまず置いておき、複写、切り取り、貼り付けという三つの機能は、どのアプリケーションでも共通した概念で、これはWindowsでもMacでも、その後に登場したスマホ・Androidでも同じである。
Windowsでの標準的なキーボード操作では、Ctrl+C、X、Vにそれぞれ割り当てられていて、この操作を覚えるのもWindowsでは必須であるが、他にもマウスドラッグや、メニューからのコマンド操作でも同じことが行える。
テキストエディタなどでは、これらの基本機能を拡張して、クリップボード系コマンドとして他にもっと高度な機能も用意されている。
これら機能を駆使して文章入力を行っていくということは変わらないが、最初に覚えた感覚というのは、変わった後も中々、その影響を受けるもので、今でも切り取りと貼り付けの動作に関しては、「移動」という単語のイメージで操作をしている。
省入力データ
ATOKには、普通の単語登録のほかに、省入力データも辞書のように登録して、推測変換の候補に表示させ、そこから入力できるようになっていたりする。
単語の種類によっては、単語登録・辞書登録ではなく省入力データに置いたほうが良いようなものもある。ATOKのクラウドサービスで、新語の類などは省入力データとして提供されているように、変換で使うかもしれないような語群は、恒久的な辞書登録とは区別しておいた方が良い場合もある。
そのような観点で、自分もその省入力データの辞書を使ったりしているが、これの登録で面白い現象があった。それは、登録したサ行の単語が省入力の推測変換候補に表示されないというものである。今から5年ほど前にも同様のことがあったようで、Xのポストで自分が書いたことが検索できたのだが、今回調べたところ、サ行の単語が全て表示されない。他の語は問題ない。
結果的には、ATOKの推測変換の設定で「複合文節からなる候補を追加する」のオプションがオフになっていると、この現象が起こるので、これをオンにしてやることで解消する。
サ行以外の語は問題ないのに、何故サ行だけなのかと考えてみると、自分はAOURの入力方式で、サ行の子音は【;】のキーを使っている。このことに関係しているのではないか。普通のローマ字入力に戻してみると、サ行の単語も候補に表示される。
ATOKの仕組みとして、入力された文字列を見ているのではなく入力されようとしている、子音入力の段階から候補を表示する準備をするようになっていて、サ行は通常のアルファベットではない子音キーであるので、単語が入力される判定とは異なっているのではないかと思われる。
すなわち、AOURを使わない限りはこの問題は生じないと思われるので、通常使う範囲に於いてはこのオプションには関係ないわけだが、おそらく今後もこの問題に引っかかることがあるかもしれないので、過去のポストに救われたように、ここに残しておくのも悪くないのではないか。
選ばれぬUS配列
国内ではUS配列は少数派である。もっとシェアは増えていい。増えてきているが、やはり少数派であることに変わりはない。これは何故か。
第一に、US配列があるという、その存在を知られていない。多くの人は、キーボードと言えば普通のJIS配列であって、それ以外の配列のキーボードがあるということを知らない。海外ではJIS配列とは異なるものが使われているということがわかっていても、そのようなキーボードを目にしたことがないこともあって、JIS配列のキーボードしか知り得ないのである。
第二に、US配列は英語配列とか英語キーボードと呼ばれることも多く、この名称が、日本語しか入力をしない普通の人たちにとっては無用の物と思われがちであることである。
US配列は英語・英文入力しかできないのではなく、JIS配列キーボードと同様にIMEを通せば和文の入力が何の問題もなくできるが、そのことをその名称では受け取りにくい状況となっている。
US配列は米国式という意味だけで、言語を限定しているわけではない。自分は、そのためなるべくUS配列という呼び方を使っている。
第三には、JIS配列との違いが多くの場合欠点として認識されていることである。例えばEnterキーの形状が横長でホームポジションに近いという利点より、Enterキーは小さいという認識が広められている。
半角と全角の切り替え、すなわちIMEのオンオフも専用のキーがなく、標準で割りあてられているキーがわかりにくいということが最大の欠点とされるが、これはIMEの設定変更等で簡単に解消できることで、最大というほどのものではないと思うが、そういう認識になっている。
第四としては、そのような状況の中、US配列のキーボードの国内取り扱い量が圧倒的に少ないことである。普通の家電量販店などの店頭では、US配列のキーボードの取り扱いがない場合がほとんどで、ヨドバシやBicカメラといった大型の量販店、あるいはPCパーツなどのショップに行かなければUS配列に出会うことがない。サプライ品のメーカーも主流はJIS配列のキーボードばかり、国際ブランドでも日本国内ではJISしか販売していない。Realforce、HHKB、FILCOなどはJIS配列同様にUS配列製品もラインアップしているが、あとは海外メーカーの製品ばかりとなる。もちろん世界的な視点ではUS配列の選択肢は非常に多いのだが、上記のとおり一般に販売されているものの中にはそれらが入ってこないため、JIS配列しか認識されていない状況となっているのである。
押下圧30gの魅力
Realforceのキーボードには45gと30gの押下圧がある。55gもあるが、最近のモデルでは前者二つの押下圧のものばかりになって、変荷重モデルがあればその55gもESCキーのみに使われているくらいかもしれない。
Realforceで標準的な押下圧は45gのほうで、これで十分に、普通のメンブレンのキーボードのそれよりも軽いという。実際、これで快適であって、自分も当初は変荷重だったが、R2のキーボードからは45g標準を使うようになった。HHKBも45gである。
ただ、もっとずっと軽い30gの押下圧もずっと気になっていた。変荷重のキーボードで30gのキーは一部体験済であるものの、それが全部30gということになると、どれくらいの快適性なのか。しかし軽すぎるのではないかという危惧もあった。店頭で全30gのRealforceのモデルを触ってみる機会があったが、本当にこれは軽くて、慣れるまでは相当に不便に感じて、しばらく30gという押下圧は選択肢から除外していた。
それでも、気になるものは気になるので、RC1を買うときには、ついに30g押下圧のモデルを選んだ。
想定通り、30gの押下圧は非常に軽く、最初はミスタイプも頻発してしまったものの、程なくしてこれに慣れると、45gのモデルよりも快適な面もあって、多くのユーザが言うとおり、もう手放せなくなる快適さであった。これなら本当に長時間打鍵していても疲れることはないというくらいに思える。
とは言え、これまで使っていた45g押下圧も、別PCの環境ではまだずっと使っていくので、これがまたなんとも言えないキーの戻りの上品な反発力でこのモデルもまた良好。
正直なところ、どっちが最良かは決めかねる。
使い分けとしては、しっかりと打鍵して入力作業を続けたいときには45gで、ただ長文を楽に入力したいという時は30gでずっと入力していく、せいぜい、そのくらいのもので、要するにどっちも同様に快適である。
キーボードの快適さは、そのような押下圧の別のみではなく、その時の体調・気分、周りの温度、そして打鍵の姿勢にも左右される面が大きいので、中々同じ環境でのきちんとした比較というのもまた難しい。