これもだいぶ前、自宅のインターネット回線がISDNだった頃、NECのターミナルアダプタのシリーズであるAtermを使っていた。純正のNTTのものより機能が豊富で使いやすかったのを思い出す。
自分のネット環境はADSLから光ファイバのBフレッツ回線へと変遷し、ADSLモデム、有線・無線ルータと数々のネット機器を試し、今はまたNECのAtermシリーズの機器に落ち着いている。
使っているのはAterm WR 8500Nである。現行のAtermでは最上位機種で、有線側がギガビットであり、Draft 11nなど各種の無線規格に対応している。突出したアンテナのないスリムなデザインの機種で、評判も悪くない。
多少気になるのは、無線の暗号化でWPA2の規格に対応していない(NEC機はどれも対応していない)部分があるが、それ以外は特段の問題が無く、有線はもちろん、無線接続もだいたい安定している。
このアンテナ無しデザインのAtermは、他に掌サイズのWR1200Hがあるが、このたび、スタンダード版のルータであるWR8100Nもリリースされたようだ。
ISDN時代からの懐かしい通信機器ブランドでもあり、無線ルータの選択肢としても、Atermがあって良い。