http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20091203_google_japanese_input/
早速話題になっているGoogle日本語入力を試してみた。
結論から言うと、特別な何かの機能を求めないなら、普通に使えるIMEであるということだ。
ATOKと比較すると、特に非力なPCだと動作は緩慢になる。しかし最近のPCであれば特に気にするほどの遅さではない。
IMEのプロパティ設定項目は標準的で、特別贅沢な設定を望まなければ、必要十分である。キー定義のカスタマイズもできるし、最初から使い慣れたATOK型の定義も選択できるのは当然というところか。
単語の辞書登録も可能だし、最低限必要な辞書管理も可能。さすがに、ローマ字定義のカスタマイズはできないので、標準的なローマ字の配列もしくはかな入力で打鍵しなけれなならない。
英語キーボードでも、基本的に問題なく使用はできる。IMEの起動キーは、Alt+`のキーである。
ATOKなどで言うところの、推測変換機能はGoogleの検索語をもとに変換候補がサジェストされるようで、通常の辞書変換とシームレスに使える。これにより、話題になっている単語や、そもそも辞書に登録されていないような単語も簡単に変換できるのはGoogleIMEの特徴の一つだろう。
ATOKと比較して、各種の機能の豊富さについては、その差は歴然としているが、無料で使えるソフトであるということを考えると、これはかなり凄い。すでに実用レベルである。ATOKのユーザー層は、MS-IMEでは機能も変換精度も飽きたらないようなパワーユーザーが多いと思うが、やはりそういうユーザーにとっては、現状ATOKが優位である。
しかし、無料であることを考慮すると、WindowsのOS標準のMS-IMEからの乗り換え、置き換えとしては十分に選択肢であるので、そういう意味では今後ATOKの脅威になり得ると思うのである。