テキストエディタの魅力の一つは、キー定義をカスタマイズできることである。だいたい高機能なテキストエディタになると、フルにカスタマイズすることも可能だ。
編集機能が豊富なテキストエディタはコマンドも豊富で、最初からそれらが各種のキーに割り当てられているのも普通だ。
しかしながら、それら機能の使用頻度が高くなければ割当を覚えることは無駄だし、覚えずに誤ってその操作をしてしまうと思わぬコマンドが実行されたりする。
そういう事もあるので、自分は自分が頻度高く使うコマンドに限って自分で割り当てるようなカスタマイズをする。
ダイヤモンドカーソルの割当と、ファイルのオープン、クローズ、ウィンドウの表示切り替え、検索・置換・Grep、コピーやペースト、だいたいその辺りの機能がキーに割りあてられていたら間に合う。それ以外のコマンドは、そんなに頻度が高くないので、メニューからの選択で間に合う。
そのような割当を行うときに重宝しているのが2ストロークキーである。
【Ctrl】などの機能キーと2つの英字キーを組み合わせる。1文字目と2文字目という組み合わせになるので、体系的にコマンドを割り当てることも可能だ。
WZ EDITORは、もともとVZからの流れを汲むことがあるからなのか、2ストロークキーの割当がサポートされている。秀丸などは2ストロークキーとしての割当は出来ないと思うが、独自のメニューにコマンドを整理し、そのメニューに1字目のキーを割り当てるようにすると擬似的に2ストロークキーが実現できる。