初めてASCII配列、すなわちいわゆる英語キーボードを使ったのはHHKBを購入して使った時だったので、まだAOUR配列は使っていなかった頃だ。
QWERTYの配列はJISキーボードと同じなので、ローマ字入力ではほぼ問題ないだろうということで選ぶことにした。確かに日本語入力には問題が無かった。カナや変換、無変換などのキーはそもそも使わない。いや、ATOKの全角半角切り替えには変換キーを使っていたかもしれない。ASCII配列のキーボードでは、【Alt】+【~】のキーだというが、これがHHKBの配列だと少し面倒で、多分その頃にIMEのトグルキーを【Ctrl】+【Space】に割り当てたんだと思う。
それ以外、記号の配置がJISキーボードとはだいぶ異なるところがあるので、これには未だに少々戸惑いがある。
しかしながら、JISキーボードよりも使いやすい位置に記号がある場合もあるので、こっちはこっちで良いのではないかと思うのである。
一般には、ASCIIキーボードのほうがキーが少なくすっきりしたデザインになるなど言われている。自分としては、それもそうなのだが、JISキーボードのような変な形のエンターキーでないとか、そういうところも良いのではないかと思っている。
正直なところ、自分はローマ字しか使わないからカナ刻印が不要だし、デザイン的にもすっきりするからASCII配列でも良いんじゃないかという程度の理由で使うようになった。
本来のASCIIキーボード派は、UNIXに由来するとか、ずっと昔のIBMキーボードに由来するとか、そういうちゃんとした理由やポリシーを持っている人が多いような気がするんだが、自分の場合は、あまり深い理由ではないのである。