前にWindows XP機を購入したときには、USB外付けのFDDが付属していたが、今回導入したVista機には、もう当然のことながらFDDは付属していない。
思えば、めっきり、いや、ほぼFDDを使う機会はなくなったと思う。
今から15年以上も前、当時初めて触れたワープロ専用機の記憶媒体として、3.5インチのフロッピーディスク(2DD)が使われていた。こんな小さな媒体に、これだけの分量のテキストが保存できるのだということは、自分にとっては革新的であったのだ。当時は、そのワープロを使うに連れてどんどんメディアが増えるのが、また楽しみでもあった。
PCを使うようになってからは、2HDで同じ1枚なのに記録できる容量が増えたというのもあるが、HDDにデータを保存するのが当たり前になったし、外部メディアとしても、MO、CD-R、フラッシュメモリ、DVD-Rと、FDとは比較にならないほどの容量の器が登場し、次第にそれらへ移行した。「FDから起動する」という機能も、CD、DVDから起動することができるようになってきたので、FDの出番は本当に無くなってしまった。
会社のPCには依然FDDが搭載されているが、これも、まず使わない。時々発掘される昔のFD媒体のデータを読み込んだり、ネットワークに接続されていないPCへデータの移行を行うのに、稀に必要とされる程度であって、少なくとも、無くても支障はない。
自宅PCにおいては尚更で、棚にメディアは少々あるものの、過去に使ったPCのものがほとんどで、今のPCで使うことはないし、その必要もない。