仕事などで、Excelは普通に使われていて、そういう結果などもExcelで計算されたものが綺麗に表になって出力されてくるのが普通である。Excelで計算されたのだから間違いはないはずだと思っていると、実際そうでもない。関数や計算式、セルの参照先の違いなどは結構あるもので、それを確かめる必要はある。
そういうものの検算については、印刷された用紙ではなく、それを作成したファイルを寄越せと言われる場合もある。おそらく、そういう場合は正しく計算式が入力されているかというセルの状態を確認するものだと思われる。
大量にあって表が大きい場合など、そうせざるを得ないこともあるにせよ、基本的に検算には電卓が良い。電卓で一度に計算できない場合は筆記具で適宜メモをしながら行うのが良い。
意外と、電卓で検算をするとその結果とExcelの結果とで合わないこともある。小数点以下の端数処理が間違っていても、Excelでは計算式上の不都合が出ないし、セル内の数値と表示上の数値の違いで見かけ上問題がない場合もあるからだ。
こういう場合の検算については、単純に計算する電卓でなければならない。Excelの検算をExcelでやると、間違いに気付かない場合もあるので、Excelではない方式でやる必要がある。
単純な計算でもわざわざExcelを起動して計算している者もいるかもしれないが、作業としては圧倒的に電卓のほうが速い。検算の手段としても、あるいは簡易な計算のツールとしても、今後も電卓は必要なものということになる。
スマホにも電卓機能はあるようなのだが、タッチ操作ではミスもあり、計算処理の速度も遅いらしいのである。