「メモ帳」雑感

投稿者: | 2019-10-15

過去にも何度か同じテーマで書いたことがあるが、たまには何も機能のないプレーンなテキストエディタで文章を書いてみる。
「メモ帳」は、Windowsに付属している、基本となるテキストエディタであって、高度な編集機能は何もない。高度どころか、エディタには必須と思えるような機能もほとんど備えていない。ただ文字を入力するだけの入力ボックスのようでもあって、せいぜい、右端で折り返すのと日付の挿入ができるくらいだ。一応、検索・置換くらいは備えている。
画面も実にシンプルで、タイトルバーと縦スクロールバー、メニューバーの他は文字入力があるだけで、ツールバーもない。行番号表示もルーラーもないし、改行などの制御コードも表示できない。ステータスバーは一応表示できるが、以前の「メモ帳」は右端で折り返す表示の設定をしているとグレーアウトして表示できないという謎の仕様だった。背景色や文字色の変更や禁則処理もなく、カスタマイズは一切出来ない。
PCのユーザの中には、これで十分だという人も少なくない。費用をかけて一太郎や高度なテキストエディタを買わなくても、これで文字や文章の入力ができるのであるから、そういうものは必要ないという人たちである。Windowsのテキストファイルの関連付けは「メモ帳」になっているので、ただ何も考えずに使うという人も多い。テキストファイルで文章を書くという人は、テキストファイルの汎用性に着目したのだから、もっとツールにこだわっても良さそうな感じもするが、そういう人が使っているPCにはたいていWordが入っているものであるから、もう少し拘るという場合は「メモ帳」ではなくWordでということになるのだろう。
もちろん、「メモ帳」の環境が悪くて使えないということはない。文字入力領域があるのだから、そこで何でも書ける。シンプルな画面で作業に集中できるかどうかは人によるところであるが、書く作業に関してはつまらないとしても問題がない。今回、何か良いこと(新しい発見)があるかと思って「メモ帳」を使ってみたが、やはり、特にそういうことはない。「メモ帳」は以前からずっと「メモ帳」である。
「メモ帳」はnotepad.exeというのが本体で、英語圏ではNotepadと呼ばれている。それを日本語に訳すとノートというより「メモ帳」ということになるので、Windowsの当初からこのアプリケーションはそう呼ばれている。
アイコンも以前からずっと「メモ帳」になっているが、紙のメモ帳をイメージするならもっと簡単に起動できてすぐ何かを書ける、タスクトレイに常駐するようなもののほうが合う。ちょうどATOK Padのようなものがメモ帳と呼べるのであるが、今の「メモ帳」は起動する操作も必要で、文字を書くために白い紙を探すようなものである。
Windows 10の「メモ帳」はいざという時頼れるツールに
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/shseri/win10oct/1160378.html