US配列のIME起動

投稿者: | 2021-05-23

US配列とJIS配列との比較において、US配列の最大の欠点とされるのがIMEのオンオフ操作である。JIS配列では【半角/全角】キー単一の操作で切替が出来るに対し、US配列では【Alt】+【`】のコンビネーション操作になる。
US配列では標準の【Alt】+【`】のコンビネーションでは使いづらいのかというと、そんなことはない。まず、【`】のキーの位置が、JIS配列の【半角/全角】と全くおなじところにある。そのキーを押下する際に【Alt】も一緒に押下するだけの違いなのである。ホームポジションから遠い不自然な操作になるなどと言われることもあるが、それは【半角/全角】も全く同じで、それに親指での【Alt】操作が加わるか否かの違いだけなのであって、従ってこれがUS配列の最大の欠点とまでは言えないのである。
確かに自分もUS配列を使い始める際にどうやって日本語入力状態に切り替えるのか疑問に思ったものだった。
特に自分の場合、最初に使ったUS配列がHHKBだったので、【`】のキーが標準の位置とは反対側、右上角にあるので更に厄介で、結局ATOKのキーカスタマイズで【Ctrl】+【Space】に割り当てた。
【Ctrl】+【Space】は、他のLinux系などのOSでは切替の標準的なキーバインドでもあって、【Ctrl】キーの位置が【A】の横か左下かに関わらず、おそらくコンビネーション操作による割当としては【Ctrl】+【Space】がベストだと思う。ホームポジションに近い位置で操作もしやすいからである。
標準的なUS配列のRealforceを使っている今となっても日本語入力への切替は【Ctrl】+【Space】をずっと使っていて、別PCでJIS配列を使わざるをえない時でさえ切替方法を修正して【Ctrl】+【Space】で共通化しているくらいである。