無刻印キーボードの意義

投稿者: | 2021-07-24

このところ、特に長文書きの作業では努めてHHKBを使うようにしている。同時にRealforceも使えるようにはしているが、このブログの記事くらいの長文(と言ってもさほど長い文章でもない)書きにはHHKBを使って、それがどのくらい有用なのかを試してみることにしている。
RealforceとHHKBを比較すると、同じ45g押下圧の東プレ静音キースイッチではあってもHHKBのほうがやや打鍵感が軽く感じられる。HHKBも15年前に購入したPro2のモデルでは逆にRealforceよりも固い打鍵感で、自分には合わないかもしれないと思っていたくらいであるから、個体差か経年劣化なのか、そういう部分はある。
新しいほうのHHKBは同じUS配列だが無刻印で、キートップにラベル印字がないモデルである。15年前はそんなキーボードでは不安で絶対に使いこなせないと思って選ばなかったが、US配列派となった今となっては何も問題なく無刻印キーボードを使いこなすことができている。
実際は、まだ数字キーや一部の記号キーなどには不安がある。
それでも無刻印キーボードを使っているうちに、少ない桁数の数字入力、すなわち文章中で使うくらいの数字入力や頻出の記号などはこれでキーの位置を確実に、改めて覚えることができるので、そういうブラインドタッチが怪しかったキーの打鍵もHHKB無刻印を使っていることで次第に確実に習得できていく。
これが、刻印があるRealforceに使い戻った際にも活きて、Realforceの打鍵も以前よりしっかりとしたものになっていくという気がしている。すなわち無刻印キーボードはブラインドタッチをより確実なものにするためにも役割として確固たるものがあるのである。