ACTを参考に自分で考えた配列AOURをATOKで使い始めて9ヶ月が過ぎたが、4ヶ月程度経過の頃から、体感的な入力速度の向上はほとんど無いようだ。
しかしながら、実用上は問題ないレベルの速度で入力はできている。
AOURを習得した弊害は、やはり元の入力方式との混同である。アルファベットで英単語を入力するときはほぼ間違いはないが、アルファベットで普通のローマ字を入力したり、たまに普通のローマ字入力をしたりするときに、子音キーはかなりの確率で混同する。
さらに、AOURはQWERTY配列のままDVORAK配列による割り当てを行っているが、キーボードの刻印はQWERTYのままであるため、刻印が意味を成さない。今はHHKBの墨色を使用しているため、そもそも刻印は見づらく、丁度良いと言えなくもない。
前の入力方式と比較して特別に高速に入力できているかというと、実はそうでもなく、せいぜい同等レベルであるので、入力速度に関しての利点も、自分のレベルでは無いかも知れない。DVORAK配列にほぼ準拠もしているため、左右交互打鍵に近い入力になっているのは、たくさん文章を入力する際には良いことがあるのかも知れないが実感するほど多量に文章の入力はしていない。