HHKB Pro2(not JP)には、四つのモデルが存在する。
キー刻印有りの白と墨、刻印無しの白と墨である。
刻印無しモデルはキートップにまさに何も印字が無く、キーの配列をほぼ完全にマスターしている人でなければ絶対に使いこなせない。一方の標準モデルである刻印有りは、通常のキーボード同様に、どれがどのキーなのかを目視で確認することが可能だ。
自分は刻印有りの墨色モデルなのだが、ただしこの墨色刻印有りは、墨色キーボードに黒色の刻印なので、照明など光の加減によっては全く刻印は見えない。つまり、見た目無刻印モデルにさえ見える。言い換えると、目視でキーの位置を確認する事が極めて難しい。
無刻印モデルは、予めキー配列の記憶に相当の自信がある人でなければ購入に相当の勇気と決断、これからこれを使いこなすのだという強い信念が必要になるが、刻印有りの墨色であれば、一応角度を変えれば刻印を確認することはできるのだから、もう少し敷居は低い。通常、キートップは見なくて平気だが、たまに確認したいキーがある、という程度のレベルで、かつ無刻印にもすこし心が揺れるという人にとっては最適なモデルであると思うわけだ。
しばらくこのモデルを使いこなした後は、何となく無刻印モデルでも使えそうな気もしてくるというものである。