今までノートPCの、13.3インチという小さなモニタで写真の調整を行っていた。ドライバのVista対応の関係か、キャリブレーションなどは無論不可能、画面の設定でも満足にコントラストやRGBの調整さえも出来無い環境でRAW画像の現像を行ってきた。他のPCのモニタで見てもそれなりに見えるし、まあ所詮アマチュアなのだからと我慢してきた。
外部モニタは何処に置こうと考えたり、PCのドライバで対応が可能なのだろうかと不安で手を出さずにいた。
しかしながら、PCにはアナログのモニタ出力用のコネクタがある。ミニD-sub15ピンの、あのコネクタである。考えてみれば、ビジネスではここにプロジェクタを接続してスクリーンに映示する。そういう機能は当然有るわけで、それならば外部モニタも基本的に問題なく接続出来るはず。
今まで興味を持たなかったので価格なども全く知らなかったが、安価なものなら2万円前後で買えるというので早速物色。
三菱の19インチワイドのモニタが2万円を切る価格であったのを見つけ、その価格なら試してみる価値はあるな、と購入。
PC本体はPCラックの別の段に置き、通常のテーブル部にモニタを配置。そもそもキーボードとマウスは外部接続で使っているので、本体が別の段にあっても無問題なのだ。
接続と動作も問題なく、一気に世界が広がったような感じでいつものデスクトップが表示された。
実際、写真の調整などのためには22インチかそれ以上程度で、TN液晶の安価帯ではないようなモニタが推奨されているようであるが、ひとまず自分の環境としては13.3インチからの大幅なサイズアップでまず満足。グレアパネルで発色も鮮やか。sRGBモードもあり、ひとまず何も考えずにこのモードにしたら多分、写真調整に適したレベルの調整がされるのだろう。まあそこは、ひとまずノートPCのモニタからのステップアップなので、こういう程度の段階で満足しておく。
撮った写真を全画面表示にさせると、19インチでも四切より少し大きいくらいのサイズで表示され、迫力もありひとまずはそれで十分満足もしている。
所詮アマチュアなので、とりあえずはそれで良いのだ。