AZIKをずっと使っていたが、Dvorak配列とACTを知り、それをATOKで実装してみたくなったのが、AOUR配列開発のきっかけである。それがだいたい4年前のことだ。
AOURの方式とすると、直接入力はキーボードのQWERTYのままであるが、日本語入力に関してはDvorakベースで全く違う配列になってしまうため、それを本当に自分で習得できるのかという事と、従来のQWERTYローマ字入力を忘れてしまわないかという不安はあった。
しかし実際、やってみると、習得には思ったよりも時間を要したが、習得した後はAZIK以上に快適であるし、QWERTYローマ字を忘れてしまうようなこともなかった。確かに両方式の混同は最初の頃からしばらくは少々発生するし、今でも方式を切り替えて打鍵を始めると最初のしばらくは混同が起きる。だが、ミスタイプは訂正すればいいのだ。