ブラインドタッチは得

投稿者: | 2015-03-07

ブラインドタッチは、多分もうだいぶ前に覚えたが、やはりこれは覚えたことには意義があると思っている。
たとえば今、この文章はテキストエディタで入力しているが、かなり楽な姿勢で打鍵している。正しい姿勢かどうかはともかく、モニターからもだいぶ目を離した位置でノッキング機構があるチェアで少し後ろに傾けたくらいの位置。手は伸ばしてキーボードにある。
これがキーボードを見ながら打鍵しなければいけない状況であると、こういう姿勢では無理であって、もう少しモニターとキーボードに近い位置でなければならない。視線も、ほぼエディタに表示される文字だけを見つめていれば良いのであって、キーボードの盤面と画面を交互に視線を移動させて目を疲れさせる必要も無い。
当初は、テレビを見ながらでも打鍵できるからと思って覚えたのもきっかけの一つであった。実際それでも打鍵はできるようになったがミスタイプに気づかないので、結局は画面を見つめていることは必要である。
それはともかく、この楽な姿勢で打鍵できるという理由のもう一つはAOUR配列ではないかとも思っている。間違いなくローマ字入力よりは打鍵数は少ないし、母音が左手に集中しているせいもあって、指の移動距離も基本的に少ない。
大きな視点で見ると、ほとんど体を動かさずに、ここまですらすらと打鍵ができているという様子になっていて、つまりは披露が蓄積するのも少ないのでは無いかと思うわけだ。
打鍵が楽で、AOUR配列でかな入力ほどではないもののそれなりに高速には打鍵できるので、文章を書く時にも発想してからそれがほぼそのまま文字として入力できてしまうこともあるので、文章字体はあまり簡潔でないものになるという弊害はある。
まあ、それは読み返して校正すれば良いだけなのだが、基本的にこういう文章なのでそういうこともほとんどしない。
ブラインドタッチによるもう一つの効果は、これはAOUR配列というところもあるが、キーボードの盤面の刻印が関係なくなっていることである。従って、刻印にはほとんど意味が無く、無刻印のキーボードでも問題ない。(ただし、数字や記号になるとかなり怪しいので目立たないくらいに刻印はあって欲しい)
目にはこれは良くないかもしれないが、明るさが十分でないところでもキーボードの盤面を気にしなくて良いので、そういう環境でも打鍵が問題なくできるというところもある。寝る前など、あまり部屋は明るくしない方が良いという場合などに少しは役立つ。
とらえ方は様々だが、ブラインドタッチは覚えておいてあまり損は無いと考えている。