AOUR配列での「ディ」

投稿者: | 2016-04-10

「エディタ」「ディーゼル」などで使う「ディ」の音は通常のローマ字入力でも綴りは「DHI」となっていて覚えにくい。「DELI」や「DEXI」で「デ」を入力してから「ィ」を入力するという人もいるようだ。
AOUR配列では、以前は「HHG」であったが今は「HPG」である。当初、ローマ字入力で第二子音キーとして「H」が割り当てられていたことと、AOUR配列でのダ行子音「H」が同じで、「H」を割り当てるとイメージ的にわかりやすいかと考えた。「ティ」は「KLG」と割り当て、第一子音キーの右隣としたのでそれと似たルールにしたのであった。
しかしながら、隣のキーであるというだけではルール的には覚えづらい部分もあって、捨て仮名キー「P」を関連させることで体系的に整理しやすいのではないかと再考して今のようなルールに変更した。
ただし、変更して間もないこともあるが、「P」キーは小指のキーでやや打鍵しづらく、割と頻度高く使う「エディタ」などの用語でよくミスタイプしてしまう。
そもそも、ローマ字入力でこの音の割り当てに「H」が使われている理由もよくわからない。拗音キー「Y」に近い位置に「H」があるからなのかもしれない。捨て仮名キーも「L」か「X」でこれも何故そうなのかは知らない。「L」は「Little」の頭文字であるからという説もあるようだ。
そんなことを言いつつ、AOUR配列の捨て仮名キー「P」もあまり意味がない。Dvorak配列の「L」に相当するから、そこはローマ字入力での割当と考え方が同じだ。
ところで、自分が当初ローマ字入力を覚えたワープロ専用機Rupoでは「L」はラ行の子音が割り当てられていた。「R」が基本だが「L」のほうが入力しやすく、ラ行はずっと「L」で入力していた。パソコンになってからもローマ字カスタマイズで「L」を捨て仮名キーからラ行子音キーに変更して使っていて、AZIKを使い始めるときに標準的な「R」を使うようにした。
「L」はホームポジションで右手薬指の位置である。こんなに使いやすい位置に使用頻度が低い割当があるのは何だか勿体ない気がするのである。AOUR配列では、「L」はDvorak配列の「N」であるので、ナ行子音キーである。

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