用紙のサイズにはA列とB列があって、各種のサイズのノートや用紙が売られているが、使うために適したサイズというのがまずあって、付随してファイリングしたり持ち運んだりするための大きさもあって、それを考えて選択する。
たとえば、ノートはA5だ。理由は単純で、それ以上だと大きすぎるしそれ以下だと小さすぎるのだ。それを使うための場所を考えても、B5やA4のノートだと開くと倍の面積、B4やA3の分が必要になり、狭い会議室の机や他の書類を並べながら作業をする時などは邪魔になる。A5なら、開いてもA4。リング式で裏返せばA5の分だけの面積で済むので最も都合が良い。
天のりなどになっている用紙はB5が良い。公文書など、文書の用紙規格は20年以上前にA4が標準と定められ、その他ビジネス文書の分野ではA4は標準になっている。文書として見たり読んだりする分にはそれで良いのかもしれないが、実際に手書きするということを考えるとA4では大きすぎる。しかしA5では単票用紙としては小さすぎるので、やはり昔から使われてきたB5が良いということになる。便箋などはB5かそれ以下のサイズのものがほとんどで、A4サイズの便箋など見たことがない。
用紙のサイズは広い方が視野も広がって良い考えをまとめることができると言うが、書きやすく扱いやすいということを考えると、結局はB5が最適ということで落ち着く。