気分が乗らない時は、辛うじてブラウザでWebの閲覧程度はできるがこうして文章を書こうという気にはならないものである。そういう事情もあるが、今は多くの人はスマホやタブレットでそもそも自宅でキーボードは使わないという人が多い。ゲームなどをするという人は居るかもしれないが、それでもこういうように文章を書くようなことは会社のPCくらいでしかやらないという人は多い。
そういう人はそもそもキーボードなどには興味を持たないし、良いキーボードを買うようなこともない。良いキーボードを買う人はそれなりにキーボードを使う人には違いない。
ところで、そうして気に入ったキーボードがあったとしても、特に目的がなければキーボードを使う機会は増えずに、何だか勿体ないような気もする。キーボードを使う機会を増やすには、今までの作業を見直してキーボードで操作したり入力したりすることを増やさなければならない。
エディタやワープロはそもそも文章入力のソフトであるから、日記でもブログでも小説でも、文章入力の機会を増やせば自然とキーボードに依存する率は高まる。また、そうではなくても、日常の操作をメニューやツールバーから選んでマウスで操作するのを中心ではなく、キーボードで操作するようにするだけでだいぶ違う。
[Ctrl]+[X]、[Ctrl]+[V]などの基本的な編集操作をキーボードで行うのを基本としたり、エディタではほとんど全ての操作にショ-トカットキーが割り当てられていたり、任意に割り当てたりすることができるので、キーボード中心で操作をするようにするのが良い。ワープロでも、一太郎は今でもエスケープメニューなど、キーボード中心で基本的な操作はほとんどキーボードでできるようになっているので、そういう操作方法に切り替えるとキーボードの出番が増す。
Windowsの操作もマウスでの操作が多いかと思う。Powershellやコマンドプロンプトでもファイル操作はできるが、さすがにこれになると大変なこともある。「あふ」などキーボード操作のファイラーを使うと、キーボード中心のファイル管理ができるようになる。さらにはコマンドラインランチャーを使うようにすると、アプリケーションの起動がキーボードとなり、役割がずっと増える。
もっともよく使われるアプリケーションがブラウザであるとも思うが、Webのブラウズに関しては、キーボードで出来ないことはないかも知れないが、これは効率が悪く、マウスの出番とならざるをえない。
視覚的なマウス操作も悪くないが、キーボードで感覚的に操作するほうが楽には感じる。慣れでもある。