普段はRealforceを使っているが、それ以前からHHKB Pro2も持っているので、たまに感覚を味わうために交換して使ってみることがある。
押下圧はRealforceの使っているモデルと同じ45gだそうで、そこは同じだと思うのだが、静音ではない。なのでRealforceより音は大きい。また、押下圧は同じであるはずなのに、HHKBのほうがやや固いという感じがする。重いという感じではないが、この固さは購入当初からあるもので、HHKBの打鍵感が柔らかいと評価している人の感想が未だに理解できないでいる。最新のモデル、静音モデルでは違うのかも知れない。
またHHKB Pro2は67キーのコンパクトな配列で、具体的にはカーソルキーなどがない。右下のFnキーとの組み合わせで実現することになるが、これがやはり面倒臭い。慣れもあるのだが、右手小指のFnキーとの組み合わせでは、小指にかかる負担、右手にかかる負担が大きい。WebブラウズではPageUp/Dnも多用するが、これもFnキーとの組み合わせになるので、少々辛い。
無論これは手の移動をなるべく少なくして、ほぼホームポジションで全てのキー操作をできるようにする為にそうなっているものなのであるが、この操作にはやはり普通の配列のキーボードからすると違和感が大きい。同様に独立したファンクションキーも無い。
また、BSキーの位置が普通の配列に比較すると1段低い場所にあるので、その分のミスタイプがたまに発生する。
ただ、HHKBでこの辺まで書いてくると、文章入力の操作に関しては感覚が戻ってきて、特に違和感は無く打鍵が出来るようにはなってくる。とは言っても、やはり自分のHHKBは少し固さが気になる。こんなものなのだろうかというくらいに、何か固いのである。静音キーに慣れてしまっていると、打鍵音も気になってくる。そして多分、この後Realforceに戻して安心するのである。RealforceもPFU L.E.なのであって打鍵感はHHKBを模していると思うのだが、この本物のHHKBとはだいぶ違っていると感じる。
このHHKBを購入したのは、15年近く前である。まだ普通に、どこも壊れずに使えているのは驚くが、全く色褪せもしていない。墨色モデルだからというのではなく、性能的な見劣りがないという意味である。
HHKBは文章書きの人、ライターなども使っている人は居るだろうが、それよりもやはりプログラマーなどの技術系の人が使っているイメージの方が強い。手の移動を極力少なくしていることで、長時間の作業に向いているのであろうと思う。
ということで、Realforceに戻すことにする。
やはりこれが安心して最高の打鍵感である。小指が吊りそうにもならない。今後もこれでなければならない。静音モデルなので、打鍵音も静かで高級感のような物も感じる。