MS-IMEのローマ字定義

投稿者: | 2021-04-04

ATOKはスタイルファイルを追加することで複数のローマ字定義を持つことが出来る。Google日本語入力もインポートする機能がある。MS-IMEはそういう機能はなく、調べた人によるとどうやらレジストリのキーを手動で追加してやる必要があるようなのだ。
https://www.detblog.com/?p=64
レジストリのキー群を作成するにはこういうツールがあって、これに頼る必要がある。
http://jgrammar.life.coocan.jp/ja/tools/imekeys.htm
ここで作成したキーを、初期値のキーと並列になるよう新規に追加してやることで、設定が選択できるようになるらしい。
ならばAOURでもできるのではないかと、ATOKの設定一覧をエクスポートして取り入れようとしてみたのだが、どうやらMS-IMEで安全に認識できる定義数は320くらいとのこと。
今現在、AOURの定義数は537程度、これはATOKの上限とされる550を意識した物。Google日本語入力でも問題ない。
MS-IMEで320程度というなら、制限が多いと言われるATOKよりもずっとシビアで、ここで定義のカスタマイズでAOURを実現するのは、相当定義を絞り込んだとしても、おそらく不可能である。拡張定義はほぼ不可能で、静音濁音など基本的な定義で150~200は使ってしまい、拡張定義はどれも中途半端にしか納められない。
MS-IMEでAOURのような拡張方式を実現するには、DvorakJなどの中継の仕組みを使わなければならないようだ。

カテゴリー: AOUR