US配列を使い始めた頃

投稿者: | 2021-05-23

US配列を使い始めたのは、もう15年ほど前になる。
最初はHHKB Pro2だったので、完全に標準的なUS配列というわけではなかったが、US配列のキーボードはそれで使い慣れていった。
使い始めた当初は、記号の配列の違いには戸惑いはあったものの使用頻度を考えるとそこはさほど大きな問題というわけではなく、横書きのイメージどおりに並んでいる「」の配置などは気に入って、US配列の方が合理的だと感じるようになった。
当時はまだ拡張ローマ字入力のAZIKを使っていて、【;】で促音【:】の長音符号を入力していた。US配列ではこれらのキーが同一で、長音符号の入力には【Shift】キー操作を伴う必要があったので、その部分の違和感はあった。だがこれはちょうど同時期に独自の入力方式へと変更するのでその問題は解消される。
また、【Enter】キーの形状の違いにはしばらく慣れなかったと記録してある。JIS配列では【Enter】キーは縦に2段分の大きさがあったので、その感覚で上部を押下してしまうことがしばしばあった。しかも、HHKBでの【Enter】の上のキーは【\】ではなく【BS/DEL】であるので、この違いには更に違和感が大きく、使い始めて3ヶ月が経った頃までには、HHKBの配列の不満として残っていた。
その頃には、PCをVAIO(Type S)に更新し、当時はUS配列モデルが選べたので、PC本体キーボードまでUS配列に変更した時期でもあった。
US配列で最も問題と言われるIMEの起動キーについては、当初【Alt】+【`】ではやはり不便だと感じ、【Shift】+【ESC】に割り当てている。HHKBの【ESC】の位置が、標準US配列の【`】の位置にあったからというのもある。
しばらくそれで使っていたが、やはりそれでも不便と感じたり、アプリケーションによっては【Shift】+【ESC】では何か割当があり競合して不都合もあったのか、だいたい使い始めて3ヶ月かそのくらい後になって、次は【Shift】+【Ctrl】+【Space】にも割り当ててみている。
しかしこの3つのキーの同時打鍵はやはり面倒で、Linuxなどの割当を参考に【Ctrl】+【Space】へと変更したのが、HHKBを使い始めから約1年後であってこのときに【Shift】+【Ctrl】+【Space】への割当は削除している。(さらにその約1年後に、【Shift】+【Ctrl】+【Space】はATOKの再変換を割り当てている)
US配列のキーボードは、使い始めから2年後にPCを使う状況などからさらにもう一台必要となり、FILCOの茶軸テンキーレスを購入し、その後に黒軸の同じUS配列モデルも購入した。US配列で最初のRealforceを購入したのは、HHKBより2年半くらいも後になってからだったのである。