子供の頃から、なんとなく文具とか事務用品に触れてきたので、大人が仕事で使っていた大きなサイズの手帳、あるいは大人が持っている手帳などにも興味はあり、もらって使わずに余っていた手帳などをお下がりでもらったりして、それで何か書いて遊んでいたりもした。中学生になって毎年1冊生徒手帳が支給されたが、指示されてそこに何かメモをしたくらいで、基本的に中身は使っていない。それでも、そういう手帳はコンパクトなサイズの中に重要なことが書き込めたりするので、かの媒体感のようなものもあって、持っているだけで安心感も沸いたものである。
大学生の頃から数年、バインダー式でシステム手帳の何らかの規格と合うような手帳を使い始めてみたりもした。スケジュール部分より、メモ帳部分で、何らか少し使った位なのは、生徒手帳同様で、職に就いてからもしばらく使っていたが、やがて荷物を減らしたりしたいのもあって使わなくなった。デジタルなデバイスでの転換を試みた時期というのもある。
それでも、15年くらい前に、紙の手帳でそれも綴じ手帳が一番という人を真似て、丁度文具、MOLESKINEなどのノートにも再度興味が出てきた頃でもあったので、本格的に使い始めたのはその頃からである。高橋書店の一般的なレフト式の手帳に始まって、能率手帳の普及版などを数年使い、それから数年は新発売された能率手帳のネクサスゾーンやバーチカルを使った。ずっと数年それを使い続けたが、ついに廃盤になるということで、大きさが同じカジュアルポケットを1、2年使い、最近ではもう一回り小型の、ライツメモを使っていた。結局この小型版の大きさが自分には丁度良く、小さい手帳はなおレトロな感じもして、来年からは能率手帳ゴールドの小型版にするのである。