マニアックツールたるテキストエディタ

投稿者: | 2015-02-14

テキストエディタは「マニアックなツール」と言われることがあって、まあそれはだいたいそのとおりなのだが、こんなに快適な環境をもっと知ってほしいと思うことはよくある。
それなりにパソコンを使いこなしている人でもエディタは使っていなかったり、エディタがどんなものなのかを知らないという人も多かったりする。だからこそエディタは「マニアック」と評されるのだろう。
最初から、完成品としての文書しか作成しないという人であれば、ワープロソフトと表計算くらいだけ使っていればだいたい用は足りるのだろうと思うが、採用に至らない下書き、メモやちょっとした覚えのためのテキストなどは、そういう人はどうしているのだろうか。おそらく、全てワープロの文書ファイルとしてそういう雑多なものを書き蓄え、完成品以外は惜しみなく捨てているんではないかと思う。そういう人に限って、せっかく書いた良案を捨ててしまった、と後で嘆く確率も高いという気もする。
時々、そういう人たちに「エディタって何? それ必要なの? ワープロと何が違うの?」と問われることがあるのだが、相手によっては説明すると反論が予想されたりもするので、そういう場合の逃げ方として「マニアックなツールです」という位置づけはあっても良いのかもしれない。
しかしながら、それでは面白くないのでもう少しエディタを紹介するために良い説明はないものか。
テキストエディタとは、文章を書いたり様々なアプリケーションから文字列を切り貼りして編集したりするもの。汎用性の高いテキストファイル形式を扱い、起動も動作も高速で、カスタマイズ性も高く、ストレス無く作業ができる必携ツール。紙にたとえると手帳やノート、メモ帳、あるいは用紙の裏面のようなもの。
っていうくらいに言ったとしても、そういう人はきっとまだイメージがわかないとか、でも自分はワープロがあるからそれでいいや、そういうマニアックなのは君に任せるということになるんだろうけど。