このブログの原稿書きなどに、普段はWZ Editorを使っているが、秀丸もインストールしてあって、稀に使う。
画面の環境は配色やフォント、表示する画面構成などだいたい同じにしてあるし、キー操作の定義もほぼ同じにしてあるので、どちらを使用しても違和感なく書く作業が行える。
WZと秀丸と、二つとも必要というわけではないが、だいぶ以前に購入したライセンスがまだ有効で最新版が使えるし、しばらくWZではなく秀丸のみを使っていた時期もあるので、その名残というのもある。
WZと比較すると、秀丸のほうが若干動作速度は速いように感じるが、これは単に気持ち的なものなのかもしれない。WZは少し動作や操作、仕様が独特なところがあってよく迷うが、秀丸はWindows上において標準的であるのでとにかく安心である。
初めてテキストエディタというものを知ったのはパソコンを使い始める頃だったが、フリーのものやシェアウエアの試用など、当時試せるものはだいたい全て試したというくらいに様々なものを触ってみた。
WZもそうだが、秀丸もWindows 3.1の時代からある老舗のエディタソフトで、どちらも好みのSDIインターフェースであって、表示やキー操作のカスタマイズも項目が豊富、縦書きにも対応していて同じように使えるので、気分を変えて他方のエディタで書いてみたい時などに使う。他にもサクラエディタが似たような感じで、これは仕事で使っている。
一太郎もそうなのだが、自分がパソコンを始めた当時からあって、いまだに開発やアップデートが続いている歴史の長いソフトは少ない。だがそういうソフトは支持されるだけの良さがあるのでずっと使われてそこそこのシェアがある。
自分にとっては、まず懐かしさがあって、昔と同じくそれを使って作業をすることができるということでの安心感は大きい。多分、そういう安心感はこれから選ぶ新しいユーザにとっても魅力があるように思うが、タブレットやスマホがよく使われるようにもなってきたので、以前よりは目立たなくなってきているのは残念なことである。
プログラミングの世界では今後もエディタは使われていくと思うのだが、文章書きのためにワープロと比較してエディタが有利かどうかということも、最近あまり聞かない。