簡単な計算と電卓

投稿者: | 2019-01-19

二桁以下の整数の単純な加算や減算などは、一般には簡単な計算ということになるが、子供の頃からそういう基礎の計算が苦手である。九九は暗記なので問題ない。
電卓は大人が使う事務用の機器で、算数の答えを導く物でもあるから子供が触ってはいけないものというイメージがあった。ならば何故算盤は許されるのかという疑問もあり、算盤塾はあっても電卓塾はないのも不思議ではあった。
当時の電卓は今のように100均などでも買えたりするような手軽で身近なものではなく、数千円以上する事務用機器であったので、子供が遊びで触るような物でなかったのは確かである。
そういう時代、しかも自分は算盤が使えるというのでもなく、結局簡単な計算でも学校で教わった筆算で解くことしかできない。要は暗算ができないのである。
筆算でも繰り上がり繰り下がりの基本は必要なのだがこれが苦手だ。今でもこれからこれは引けないから隣から10を借りてきて、などと、計算を教わりたての小学生みたいな発想しかできない。
そういう状況にあっては、電卓は絶対に必要な機器なのであって、自宅も会社もパソコンのそばや何か書き物をする場所には電卓は備えてあるし、使わなくなったものや古いものも捨てずに取ってあり、使えもしないのに関数電卓まであったりする。
鞄に入れて持ち歩くということも考えたが、店舗などで取り出して使うのは難しいし、ふと思い立ったときに手帳やノートならともかく、電卓を取り出して何かを計算して、それだけでまたしまい込むというのも周りにそういう状況が無い限りは難しい。どうしても必要なときは携帯のを使うことで足りる。
暗算や算盤が得意な人は電卓など無くても居酒屋の割り勘くらいは電卓を借りることなく結果を出すことができると思うが、正解の検討も付かないし、単純な割り算にしない偏重割り勘などは更に困難で、幹事役を担うのが荷が重い。
何の話だったか。