PCのキーボードは、黒色系か白色系のいずれかで、それらで多くのシェアを占めている。電卓のキー配色は特に決まりがなく、機種毎のデザインに合うようになっているのが普通である。
しかし、電卓もキーボードのようにもう少し統一感があっても良い。数字キーと演算キー、メモリキー、ACやC、税計算などと体系別に白色系と黒色系の標準デザインが決められて、それに基づいた配色になるのが望ましい。配色がそれぞれであることで強い問題にはならないとしても、違う電卓を使うときに迷いが少ない方が良いと思うからである。
それよりも、統一が重要になるのはキー配列である。国内でのシェアが高いSHARPとCASIOの主力機では0キーの位置の違いがあるが、それ以外でも演算キーやその他の機能キーの配置が異なっているので、これが乗り換える時の障害になったりしている。同じメーカー感でも違っている場合もある。
どちらの配列が優れているかということではないかもしれないが、PCのキーボードのような規格化も必要なのではないか。