Realforce R2は、テンキーレスキーボードでもテンキーがある。US配列のものだけのようだがとにかくそうなっている。右上のScroll LockのキーがNumLockになっていて、これで切り替えると右手ホームでテンキーが使える。テンキーレスなのにテンキーがあるのは一体どういうことかと思うが、他でほとんど話題になっていない。
そもそも、ノートPCのキーボードなど限られた幅のキーボードでは、ここでテンキーを必要とする人のニーズのためにNumLockで切り替えてテンキーが使えるようになっている。だがテンキーレスキーボードは、たいていテンキーが不要だから選ぶのであって、そうであるのにテンキー機能が付いているのは謎である。しかも何故US配列だけなのか。
確かに、これまで自分はテンキーレスキーボードに独立したテンキーを加えて使っていて、それ自体ナンセンスでもある。だが配置の関係でキーボードとしてはテンキーレスが良く、しかも数値入力にはやはりテンキーを使いたいという、そういう特殊なニーズだ。
テンキーレスキーボードにテンキー機能があれば、独立したテンキーは要らない。そういう考えのもとでこういう仕様になったとしても、やはり謎は残る。
とはいえ、自分としてはこの仕様は嬉しい。頻繁にテンキーを使うわけではないので、NumLockの切り替え操作も特に煩雑ではない。メインキー割当テンキーなので、独立テンキーとは配列の感覚が異なるが、それも使用頻度から考えると大きな問題ではなく、使ってみたところ少しの数値入力連続程度では十分に役に立つ。
テンキーは必要だがキーボードはテンキーレスのほうが良い。そういう、自分のような少数派の考え・ニーズにも対応したものだとしたら、これはもっと評価されて良い。自分は運良くUS配列派であるが、JIS配列の人でもこの機能を必要とする人は居るはずだ。
JIS配列はUS配列よりキーが多いのでコストがかかるが、キーボード価格は同じだ。その差分機能としてUS配列だけテンキーがあるのか、そこまではわからない。
追記
RealforceテンキーレスUS配列にあるテンキー機能はR2からではなく、その前の87Uの時代からそうなっていたようだ。自分の従来のテンキーレスは更にその前の86Uなので、US配列でもテンキー機能はない。
だが87Uでこれが話題になっていたかというとそうでもない。なくても良いがあっても良い程度に考えられているのだろう。