PCの操作は、なるべくキーボードを使用するようにしている。マウスを全く使わないというわけにはいかないが、文字入力以外のほとんど全ての操作がマウス基本となっている中で、キーボードの相対的な重要性を高めたいのと、単にキーボードで操作するほうが手の移動が頻繁ではないので楽なことも多く、またキーボードだけで操作することで物好き感が強調できるというのもある。
無論、文字入力は全てキーボードで操作する。文字入力とは、ただかなの読みを入力するだけではなく、変換操作、無変換から後変換、変換の取り消しややり直し、候補の選択、ATOK辞書の検索、IMEのオンオフなど全てである。かな漢字変換に関する全ての操作はキーボードで行うようにしている。この作業に関しては、おそらくマウスが入り込む余地はない。
アプリケーションの起動も、キーボードランチャーを使っている。よく使うアプリケーションはこのランチャーに登録しておいて、登録したコマンドで呼び出し起動することができるようにしてある。無論、ランチャー自身もキーボード操作でアクティブになる。
登録されていないアプリケーションは、[Windows]キーを押下してアプリケーション名を打鍵して検索するとたいていそこに出現するので、[Enter]キーで起動することができる。そこでも表示されないような場合については、これまで通りマウスの出番となる。
Windowsの設定関係などその他の操作と、ブラウザでのWebブラウジングやスクロール操作については、まだマウス操作が中心である。画面上に多数ある任意のリンクをクリックするなど、[Tab]キーでフォーカスを一つずつ移動してというのはさすがに面倒である。
Windowsの各種のダイアログなども[Tab]や[Alt]キー活用などで概ねなんとかすることはできるのだろうが、単純なダイアログ以外ではマウス活用の操作のほうが圧倒的に効率が良いのでマウスを廃することは不可能である。
ブラウザで、それでもTwitterなどは[N]キーでツイートボックスを表示するなど、ある程度キーボードでも操作できるので、そうしている。Gmailもキー操作が可能であるが、あまり使わないのでマウス操作をするほうが多い。
スクロール操作に関しては、テンキーレスキーボードだとマウスのすぐそばに[PageUp/Down]のキーはあってそれでの操作もするが、頁展開とスクロールは異なるので、これはやはりマウスでなければうまくいかない。
PCの終了時の操作も、最近マウスからキーボードに切り替えた。PCの終了は通常、Windowsボタンから終了メニューを選ぶ操作をマウスで行うが、[Windows]キー、[X][U]の操作で終了メニューが出せるので、スリープなら[U]、リブートなら[R]、シャットダウンなら[X]を打鍵して操作するようにした。これは、Windows 8.1でも10でも同じである。
Realforce R2には、アプリケーションの起動キー機能が組み込まれていて、一部のアプリケーションの起動などの操作ができる。APC機能付とそうでないモデルとで異なるようだが、付いていないものでも、[Fn]キーと[F1]でブラウザ起動、[F2]でメーラー、[F3]で電卓、[F4]でメディアプレーヤーである。[Fn]キーとの組み合わせでは他に、再生メディアの操作やAPC機能付モデルでは音量調節などもできるようになっている。