WZで

投稿者: | 2020-02-23

テキストエディタも各種様々なものがあるので、使用経過や好みでそれぞれ使いやすいかどうかが変わってくる。ユーザが多いテキストエディタであろうと、ある人に取っては最良でも、他の人に取っては最悪だということも少なくない。
エディタを使って作業をする内容にも関係する。プレーンなテキストの編集程度なら、どのテキストエディタでも基本的な部分では大差ないのかもしれない。
自分はWZ EDITOR 10を使っている。WZはVer.1の頃からずっと使っている。一太郎と同様に一時期他のエディタ、秀丸に乗り換えていた時期もあるが、今はまたメインのテキストエディタとしてはWZである。
気に入っているところは色々ある。
端的に言えばコーディングだけではなく原稿書き用途にも注力している所である。例えば、古い版から縦書きのテキスト編集に対応している。縦書き対応のエディタは少ない。秀丸も今は同様に対応しているが、Ver.4以前は対応しないとしていた。サクラエディタは今も縦書きにできていない。
HTMLのコーディングに関しても古くから高速動作するマクロを組み合わせるなどして高度な編集が出来るようになっている。今では特にプラグインなどを組み込まなくても最初からEmmetの記法に公式に対応している。ユーザが作成したマクロなどを組み込めば対応できるというエディタは幾つかあるが、基本機能として対応しているものはあまりない。
表示設定のオプションが細かいとか、完全なキー定義ができるなど、カスタマイズ性も高い。
ただ一方で、Windowsの標準的なインターフェースとは異なる仕様も多く、つまりは独自性が高いので、機能が豊富である分どこをどう設定したらそうなるのかがとにかくわかりづらい。一度設定できたら、あとはもうその設定を大事に引き継いでいかないと、二度と設定項目を探し出すことが出来なくなりそうな雰囲気さえある。強力なマクロ言語で作成されたアプリケーションもインターフェースが独自でイマイチわかりづらかったり、バージョンアップの度に仕様が変更になったりもして、古くから使い続けていてもそれに混乱させられたりする。
そういう所はあるにせよ、現状では自分としてはWZ EDITORが一番使いやすく、わかりづらい所を含めて手に馴染んでしまっている。他には秀丸も同様に使いやすい。補完するということもないが、だいたいこの二つのテキストエディタを適当に使い分けて、テキストやHTML編集の作業などをこなすことができている。