バスにポンピングブレーキは不要

投稿者: | 2007-04-13

自動車の教習所ではブレーキを踏むときは数回に分けて踏むポンピングブレーキを教え込まれるのだけれど、少なくともバスには不要だ。乗客にとっては不快すぎる。

稀にではあるけれど、ポンピングマニアな運転手のバスに当たる事がある。安全のためにやっているのだと思うが、とにかく何度もブレーキのショックがあるのは不快で我慢できない。
特に、進行方向に対して横向きに座っていたり、立っているときに、その不快感は顕著だ。慣性の法則が影響して、ブレーキがかかった時点で人間の体は停止する身構えをする。なのに短時間でブレーキが緩められていわばフェイントを食う形になり、それが連続して何度も繰り返される。濡れても凍ってもいない路面で40~50km/hからの停止なのに、5~6回以上もポンピングする運転手もいて、これは本当にたまらない。

理想的なのは、1回の踏み込みでぴったり停止位置で0km/hになることだ。しかも0km/hになる瞬間にブレーキを僅かに緩めて減速率を直線化し、乗客に停止時のショックを与えないようにするのが、それがプロの運転手と言うもの。