少し話が逸れてきたので別の項にするのだが、子供の頃と違って消しゴム、字消しを使う頻度は少なくなった。単純に間違えないようになったということもあるのかも知れないが、修正の必要性というか、消さなければならないということが減ったのだろうと思う。
文章など書いたとき、文や文節まるごと消去したいということは、昔はよくあった。だからそういう場面では字消しで擦ってそれをしっかりと消していた。字消しはそういう用途に使っていた。
今はどうかというと、そういう修正が多い文章は基本的にPCでテキストエディタなどで作成することが多いので、手書きで鉛筆・シャープペンシルで書くことはあまりない。
それでも書類の付記などには鉛筆・シャープは多用する。もちろん間違うことはあるし、そういう場合は消去する。やはり字消しはそのための物である。
ただ、消せないボールペンを使うのが当たり前になっているせいか、本来字消しで消すべき所でも二重線を引くなどして削除をしてしまうので、字消しを使うことが少なくなっているのである。
単純な字の誤りの際には確かに字消しで修正することはある。これは間違えられない、間違えたら恥ずかしいと思う漢字を書き誤ったときには必ず使う。
字消しは、つまりそのくらいしか使わないので使用頻度も低く、大きなプラスチック字消しになると使い切れないと思うので、一番小さな物にして、それでも何年も使い切らない。そういう字消しを使っているので、シャープペンシルの尻軸などに付いている天然ゴム系の字消しは尚更出番が少ない。
ただ、プラスチックではないラバーの字消しであるはずなので、むしろ貴重であって、使わないのも勿体ないのか使う方が勿体ないのかという気はしている。