無線LAN

投稿者: | 2020-11-28

ネット接続は、今でも基本的には有線である。面倒な設定などしなくてもLANケーブルをきちんと所定の箇所に繋げばそれで接続できるし、周囲の電磁波環境にも関係なく、安定して接続が維持されるからである。基本的には有線のほうがリンクする速度が速い。
当初は、ルータも有線ルータを使っていた。それなりに長く使って、無線も使うようになった時でも有線ルータを基本にして、その配下にブリッジ接続で無線LANのアクセスポイントを設置していたくらいである。
ところが段々家庭用の有線ルータは需要が減ってきて新製品は出ず、その機能と役割が無線LANルータへと移り、無線LANルータのほうが高性能になってきたので、あるときに有線ルータから無線LANルータに変更した。多分それが、Atermの8500Nを使い始めた頃だったのではないかと思う。
無線もやってみるようになった初期は11gの規格の頃だったので無線LANのほうが速度が遅かった。当時のノートPCには無線LANのインターフェースもなく、無線LANを使うにはUSBかPCカードの子機を使わなければならず、ドライバのインストールなどの手間もあった。苦労して設定しても性能はそれなりで、安定度も低かった。
それが段々と内蔵子機が当たり前になってきて、子機と親機との相性問題なども少なくなり、安定度も高まり、さらには無線LAN規格の進化で11n、11acとなって有線LANに劣らない性能が確保されてきている。有線に比べるとまだ安定度や接続の確実性では不安があるが、SSID、暗号化方式、Macアドレスフィルタリングなどセキュリティの機能が多くあり、そういう設定自体が面白いというのもあるが、もう無線LANのほうを基本にしても良いのではないかとも思っている。
ただ、そう思いつつも自分はまだ有線のほうを基本にしている。主PCではルータにLANケーブルで接続しているし、別の場所で使うPCは親機と同じ機種を子機・イーサネットコンバータとして、そこから結局有線で接続するのを基本にしている。ケーブルはさほど邪魔にはならないし、所定のポートに差し込むだけなので接続の為の手間は無線の比ではない。
今回更新したルータ、子機は中継機機能も兼ねているので、色々試した結果無線の環境も十分に使えるものにはなっているが、それでもやはり切替の度に暗号化キーの入力を求められてきたり時には接続できなかったりするなどもあって、今でも基本的には有線のほうが安定度は高く、有線が主である。
PC以外の機器でも、プリンタが無線であるほかは、NASやテレビなどすべて有線接続である。