IPoEでIPv6

投稿者: | 2020-11-28

IPv6を知ったのはもう20年近く前になると思うのだが、その頃からいつか切り替わるとずっと言われ続けてなおIPv4が基本でやってきている。
IPv4とは付き合いも長いので、概ね基礎的なことはわかっていると思っているが、v6についてはそれを実際に扱う機会がないので、アドレスの書き方というかその意味ももう忘れてよくわからない状態になっている。
ルータを更新した関係で色々調べていたら、既に自分のところのプロバイダでもPPPoEに代えてIPoE接続も出来るようになっているらしいということがわかった。IPv4 over IPv6の方式で、要はIPv6で直接接続するが、従来のIPv4もそこを経由して従来通り到達できるらしく、対応しているルータであれば、IPoE接続ができるとのこと。
自分のルータは新しい物なのでそれに対応しているようで、PPPoEでの接続から回線自動判定をさせると、難なく呆気なくIPoE方式での接続に切り替わった。
PPPoEではユーザ名とパスワードによる認証を行っていて、その方式をずっと使ってきたがIPoEではそれらを必要とせずにLAN接続のように繋がる。どうやって認証・識別しているのか詳しい仕組みはよくわからないが、とにかくそういうものらしい。
プロバイダによっては、あるいはホームゲートウェイなどプロバイダ側から指定された機器があればそういう認証方式になっているのもわかるが、ユーザが自由に用意した対応機器でも接続が出来るのだから、終端装置か、あるいは回線それ自体が何らかの認証を行っているのかも知れない。
いずれにせよちゃんとIPv6での接続に切り替わったようで、それで特に問題はなく、混雑緩和のためにもプロバイダ側でも推奨しているようであるし、従来のIPv4側も普通に使えるので、今後はこの方式が次第に主流になっていくのではないかと思っている。
回線速度は、契約しているサービスの上限値に近い値も出るようになった。以前もさほど低下はしていなかったが、今後これで安定するなら十分であると言える。