今現在、自分が選択できる文章書き環境としては、手書きのほかPCを使ってワープロソフトによる場合と、テキストエディタを使う場合とがある。ワープロソフトは基本的に一太郎で、LibreOfficeも一応は用意してある。テキストエディタでは、WZ EDITORが主で、このほかに秀丸エディタも用意している。
もちろん他にもWindowsのメモ帳とか、ブラウザを使ってのクラウド的なアプリケーションなども様々あるが、本格的に長文を書く環境としては考慮していない。
実際、文章書きに使うのはほとんどテキストエディタで、WZ EDITORである。
WZ EDITORは、Ver.1の頃から使っているので、もうかなりの年月になる。一時期は秀丸を主で使ったこともあったが、基本的にはずっとWZである。簡単に言えば、コーディングの作業と同様に文章書きにも都合が良い豊富な機能を備えているところが気に入っていて、多分今後も可能な限りこれを使っていくことになる。
ノートPCなのだが、モニターは外付け23インチ程度、解像度はFHDのものを使っている。今のところこのくらいの大きさが丁度良い。
エディタの画面は最大化はせずに、横書きの場合は1行全角40字折り返しで30行くらいが表示できるようにフォントの大きさなどを調整する。フォントは等幅フォントで、今はMiguフォントである。当初からずっとMSゴシックだったが、今はMiguフォントが判別しやすく、見た目も綺麗なので気に入って使っている。
縦書きの場合は、必要がない限りはあえて原稿用紙設定や1行字数の固定はせず、画面下端で折り返すように調整している。概ね32字くらいになるが、字数行数に拘らない場合はこれが見やすい。原稿用紙用の設定もあって、WZだといつでも表示スタイルを切り替えられるので、必要があればそれにしたら良いだけである。
画面の配色は濃紺色、白文字を基本にしている。行番号はオレンジ色、罫線色は青など細かく決めているところもあるが、基本的にはどの環境でもなるべく同じ配色になるようにする。秀丸でもそういう配色にしているし、一太郎でもドラフトモードでそういう配色にしている。
余談だが、黒系の背景色にしている人は一般には少ない。MS-DOS以前では黒系背景色の環境が当たり前だったと思う。液晶モニタの普及や、Windows、ワープロソフトが用紙基準の配色を普及させたせいもあって、多くの人が白背景色の環境を使っている。自分もそれを使うことはあるが、これは長時間の作業には向かないと思っていて、極力原稿書きなどの作業は濃紺色背景の環境にする。
キーボードはUS配列のRealforceである。長く使っている。今後もこれでなければならないと言えるほど傾倒している。一言で言えば打鍵が快適である。快適な環境であれば入力もスムーズに進められるというものである。だが実際には会社のPCなどは普通にノートPCのJIS配列キーボードを使う。これは、如何にRealforceの打鍵が快適かを実感するために違うキーボードを使う必要もあるのである。
マウスは、LogicoolのMX Masterシリーズを使っている。マウスに関してはこれでなければならないというものはないし、文章入力への影響は余り感じられないが、キーボードの環境のついでに言えば、そういうことである。
和文入力のためのIMEはATOKで、当初はローマ字入力だったが、今は独自の入力方式を使っている。拡張入力を多くして、少ない打鍵数でかな入力が出来るので、ローマ字入力と比較すると打鍵数だけでは7割ほどになっていると思われるが、かな入力ほど少なくはない。無論、そういう特殊な入力方式は習得するのにある程度の時間がかかるわけだが、それも数週間ほど我慢したら実用出来るようになり、あとは速度向上だけしかない。
最速期のローマ字入力と比較してどれくらい速いかは、検証の手段がないのでわからないが、多分それよりは速い入力が出来ているのだと思う。