フィルムカメラの写真の頃は、写真屋さん、DPE、あるいはその趣味と器具を持っている人でなければ出来なかったのが、いわゆるフォトレタッチ。
昔はカメラで撮影したら、フィルムをパトローネに巻き戻し、それをDPEに持って行って同時プリントをしてもらうのが普通で、トリミングも色合いの指定も、とりあえず同時プリントをした後の焼き増し時で無ければならなかった。
モノクロフィルムのの現像とプリントは学校の暗室でやった事があるが、時間も手間もかかるし、簡単と言うものではない。
写真の撮影や処理には昔から興味はあったから、自分で自由に色合いの調整やトリミングなどの編集作業が出来ないだろうかと、ずっと思っていた。
デジタルカメラが普及して、それが簡単に出来るようになった。パソコンとプリンタ、最近ではプリンタだけあれば、DPEに出す手間無く自分で写真が作成できる。パソコンで、フォトレタッチソフトがあれば、一通りの編集作業も容易に出来る。
今更改めてする話題でもないが、文書の作成が、紙と筆記具からワープロやパソコンになったのと同様、写真もDPEから自宅プリント、フィルムからメモリーである。
自分もデジカメを初めて購入したのは8年近く前になるが、まさに自分でトリミングも色合いの調整も、フィルタリングさえも出来てしまうのが面白くて、しばらく色々と遊んだ記憶がある。
当初、Paint Shop Proを使っていて、これが使いやすくて気に入っていたが、今はフリーソフトのそれで満足してしまっている。