先月末からしばらく、何度かに分けて定義を整理したりしてきたが、こうしてよく見直したり実際にそれで使ったりしていると、まだ改良というか、もっとこうしたほうが良いと思うところが幾つか、色々と考えがよぎるものである。
ただ、ATOKで定義できる数が550という限界があり、実際それに近い定義数になっている。基本的にはこの限界を制限として定義群を作っていくため、定義を増やすにはどれか必要の無い定義を減らさなければならない。
選択定義(オプション化)は、正にそれを見越した区分であって、この区分にした定義については将来割当から廃止する可能性がある。少なくともATOKの定義群からのみは廃止することがある。
実際、今回の改変においてヴァ行の音の一部、6定義をATOK定義のみ削除した。
特定定義群においては選択定義という位置付けはしていないのであるが、特定定義は常に変動がある例外定義であるとの位置付けで、この特定定義についても削除する可能性がある。
今回も幾つか整理したのだが、「かも」【im】については自分でそれなりに使用していて、削除したのはあまり良くなかった。今後、復活させたいと考えている。
特定定義の定義群は、人によって使う使わないが分かれるところである。ですます体を多く使う人と、である体を多く使う人でも変わってくる。とりわけ、ですます体文末の「です」「ます」などは割り当ててはいるものの打鍵しにくく、自分もその文体で書くときにはほとんど使っていないような事情もある。
従って、この辺の定義も今後整理し、少なくとも自分が使う頻度が高いものを残すようにしたい。
もちろん、それは自分が良いようにすることであるので、(僅かにいるかもしれない)他のAOURユーザにとっては都合が良くない可能性もある。
AOURはカスタマイズ不可というものでもないので、特定定義部分は好きなように登録してもらいたいとも思い、そのような位置付けにしたいと考えるようにもなってきている。
次の改版においては、特定定義を全て選択定義として位置付けた上で、ATOKからは、次の特定定義を削除する。「かも」【im】は復活する。
- なに【ll】
- です【h;】
- した【;k】
- します【;m】
- ます【m’】【m:】
もちろん、万が一AOURを使う人が居て、削除した定義が必要ならそれに応じて復活させて使ってもらっても構わないと考える。
この改版は、220712として、7月12日に公開したいと考える。(だが自分のローカル環境では即時改編する予定)。
「和文入力をAOURで」の修正
また「和文入力をAOURで」と題した、解説・チュートリアルも一部修正した。
今回は末尾に定義一覧を掲載した。一太郎で罫線表を作成し、そこに定義を書き入れていった程度のものである。