HHKBは、UNIX系のOSのコンピュータを操作するのに向いてるのだそうだ。
自分はUNIX系のOSマシンなど触ったこともないWindowsオンリーのユーザなのだが、このHHKB(Pro2)もさほど問題を感じずに使えている。
確かに、違和感の最たるものはカーソルキー(矢印キー)が独立していないことであろう。これは右下にあるFnキーとの組み合わせで実現する。カーソルキーはWindowsではわりと頻度高く使用するものなので、最初この点がかなり心配であって、実際使い始めてからしばらく苦労したのであるが、慣れてしまえば全く支障はなく、自然と小指でFnキー、人差し指や中指でカーソルキー操作ができるようになっている。
デフォルトで、Enterキーの直上のキーがDeleteだというところも違和感がある。Delete自体は良いとして、BSがまたFnキーとの組み合わせ操作なのである。BSキーは文字入力の誤り訂正など、Deleteキーよりも頻度高く使用するために、さすがにこれは独立キーでEnterキーの上付近に無いと困る。
これについては、ディップスイッチ設定で、DeleteキーをBSキーにすることができるので、問題はない。
その他、端っこのキーの幾つかが標準的なUSキーボード配列と異なっていたりするが、これらは余り頻度高く使うキーではないので自分としては問題ない。
Altキーの位置も違っている。一般的なUSキーボードではスペースバーのすぐ横であるが、HHKBでは、コマンドキー(Windowsキーとして使える)の隣だ。ただしこれも、ディップスイッチの設定で交換することができる。
つまり、機能キー部分に多少の違いはあるのだけれど、Windowsで使うに際しても特段の問題があるわけではない。Windowsのユーザだって、プログラムを行う人は居るし、そうでなくても、キーボードを打鍵することが職業の人は多くいる。自分のように打鍵感に自己満足を得るような人も含め、Windowsユーザのキーボード選択肢としてHHKBはあって良いのである。