ノートPCなど、フルキーボードでないキーボードには、限られた数のキーに多くの機能を割り当てるためのコマンドキーとして、Fnキーが存在する。Fnは、おそらくFunctionという意味なのだろう。
このキーを押下しながら、このキーと同じ色の文字・記号が刻印されているキーを押下する事により、そのコマンドが実行される仕組みだ。
このキーは標準的にはキーボードの左端下から二つ目の位置にあるようだが、機種によりCtrlキーと入れ替わって、左端下の位置にある場合もあるようで、好みで分かれている。この場合、Fnキーの使いやすさというよりも、Ctrlキーの使用頻度との関係にあり、Ctrlキーが使いやすい位置にないと困るというのが、その意見が分かれるところの発端であるように思う。
自分の手元のPC(VAIO)では、Fnキーとの組み合わせで動作するのはボリュームコントロールやディスプレイの明るさ、絶対に使わないScrollLockやPause、Breakなどなので、確かに使用頻度は低く、Ctrlの位置を優先すべきであるというのはわかる。
PCによっては、矢印キーとの組み合わせでPageUP/DOWNを実現する物もあり、この場合は少し使用頻度が上がるだろう。
HHKBにもFnキーはあるが、HHKB Pro2ではキーボードの右下端の位置にある。F1~F12のファンクションキーはもちろん、Delete(本来のDeleteはBSにしている為)やカーソルキー(矢印キー)でさえFnキーとの組み合わせなので、HHKBではこのキーの使用頻度は高い。