万年筆を使うとき

投稿者: | 2011-03-20

MOLESKINEに書き込みをするのに、という目的で少々集めた万年筆だが、やはりというか当初と同様、それ以外で万年筆を使う機会というのが無い。
正直、全くと言って良いほど無いのである。

まず、仕事で使わない。会社では、たいてい全て書類はPCで書いてそれを印刷。それが当たり前になった。書類に書き込みをするときは通常の油性ボールペンがメイン。万年筆のインクは水性だから、ちゃんとした書類には使えない。鉛筆と同じ理由だ。
メモ書きに個人的に使うのは有りだと思うが、高価な万年筆は勿体ない。書類やPC機器等に埋もれたり、慌ててボディにキズを付けたりしたくない。だいたい、電話などのメモを取るのには即座に対応できないとならないが、ねじ式のキャップを外してそれを後ろに付けて、なんて事をやってはいられないし、周りでも使っている人が少ないので、注目されると恥ずかしい。自慢できるほど綺麗な字は書けない。下手で困っているくらいだw
なので、ゲルインクのボールペンを使っている。
手帳は、書き込み領域等の関係で、万年筆の文字の太さでは不都合があるので、これは専用に用意してある細字のボールペンを使っている。

自宅、プライベートでは、確かにMOLESKINEに書き込みをするときには使うが、それ以外ではやはり使わない。
第一、自宅で何かを書くと言ったらせいぜいそれこそMOLESKINEに何かを書き込むくらいで、あとはもう全てPCで書くから、だいたい筆記具自体をあまり使わないかも知れない。
自宅でも、メモはボールペンを使ったりする。録画・ダビングしたBDへメモの付箋を貼るのに、その付箋もやはりボールペンだ。
手紙なんて書くわけ無いし、何かの申込書類を書くことがあったとしても、やはり仕事と同様の理由で、水性の万年筆インクでは不都合がある。万年筆の筆圧では、宅配便のラベルの複写用紙にも使えない。

そう考えると、やはり万年筆は自分にとってはMOLESKINEへの書き込み専用であって、実に贅沢な筆記具なのである。