ATOKで自分用新ローマ字配列作成を思案

投稿者: | 2007-01-10

まだこれを書いている時点ではできるかどうか全く不明だが、ATOKで実装することを前提に、自分用の新ローマ字配列定義ファイルを作成してみたいと考えた。
SKY配列、Dvorak配列と見てゆくうちに、QWERTYローマ字より、これらの配列のほうが少し効率がよいかもしれないなと思った。Dvorak配列は、ソフトウエアで仮に実装してみたところ、やはりQWERTY配列をゼロから覚えるよりも確実に覚えやすい気がした。母音が左手に集中しているから、ローマ字入力でテストをしながらだとまず母音の位置と、よく使う段の子音を覚え、あと、ローマ字で通常は使わない子音キーの位置を覚えるだけである。無論、覚えるのは簡単でも、高速に入力できるようになるまでにはまだ先のステップがあるわけだが……。

さてそこで、AZIKのDvorak配列版であるACTがどうにかしてATOKで使えるようにならないかと考えたり調べたりしてみたが、やはりローマ字カスタマイズの制限の関係で、完全に実装することは難しいらしいのだ。
思えば、JISかな入力や親指シフトの人は、アルファベットを打鍵するときはQWERTY配列のキーを使う。つまり、半角文字入力時と日本語全角文字入力とでは違った配列体系を使っている。自分の場合のAZIKもある意味、アルファベットとは無意味な配列部分もあり、すなわち配列はキーの刻印などを見て覚えているわけではなく、それぞれの文字の入力を指が覚えている状況である。
そうなのであれば、半角文字入力は従来通りQWERTYのアルファベットで、かな入力時はもっと効率が良いと思われる方式に切り換えも十分可能ではないかと思った。

そこで、Dvorak配列を基本として、自分(専)用のローマ字入力体系を作ってみることができないだろうかと考えてみた。

条件としては、ATOKのローマ字カスタマイズで実装できること。つまり、QWERTY配列の「js」は、Dovorak配列では「ho」となるので、「js=ほ」と割り当てるような感じ。さらに、ACT、AZIKのように二重母音拡張と撥音拡張を母音キーの上下段に加える。
ACTでは、拗音の入力がY(QWERTYではTの位置)ではなく、更に入力しやすいキーに割り当てられているが、自分の場合は当面Y(QWERTYのT)で打鍵する基本形を実装し、後で可能ならACTを参考に割り当ててみる。また、特殊拡張は自分で使うのに極めて頻度が高いものに限定する。
つまり、基本的にACTの配列を参考にした独自配列を作ってみたい。

しかしながら、ATOKでは、Dvorakの「wvz」に相当するキーが句読点と中点で、この文字を最初の文字とする配列を割り当てることができないようである。そこで、残念ながら完全なDvorak配列を諦め、この三つのキーを「qwe」の位置に、「vwz」の順で割り当ててみようと思っている。これなら、おそらく、何とかできるのではないかと考えているが、現時点ではまだ配列の一覧を作成している段階なので、うまく行くかどうかは全く不明である。