AOUR配列では、「促音+カ行拡張」「促音+タ行拡張」として「っけ」「った」のような促音+カ行・タ行音という組み合わせの配列を定義している。gACT10にもこのようなルールがあって、それを参考にしたものである。
今回、思い立ってこの方式の促音拡張にサ行とパ行も追加し、「AOUR131212」としてリリースした。
https://sites.google.com/site/aourhairetu/Home/aourkaisetsu
詳しくは解説ページに書いたが、捨て仮名・小書き文字キー[P]を使って、先に拡張しているカ行やタ行と同様の方式である。ただし、第2キーを左手とするため、右手母音と正反対のイメージとなる。
「福生」、「冊子」など促音+サ行も多分入力が楽になると思うが、促音+パ行の「コップ」「合羽」等が第1キーが[P]ということもありイメージ的にも入力的にも楽になるはずである。パ行のほうが使う頻度は高そうである。
カ行・タ行の分も同様だが,この拡張では促音+各行音のつづりの後,清音・濁音などが続く場合にはストロークの短縮になるが,他の拡張方式に該当する綴りが続く場合にはストローク数削減の効果がない場合もある。
例えば「たっぷりと」では拡張無しで[KAZRFOGKS]、拡張で[KAPUOGKS]と1ストロークの短縮ができるものの、「鉄板」のように他の拡張方式(この場合は撥音拡張)と組み合わせることができるような場合,[KDZRZ]又は[KDPPX]で,いずれもストローク数は変わらないため,どちらか打鍵しやすいほうを用いるべきである。
この拡張を登録したところ、ATOKでのローマ字配列定義数は547となることになった。どうせなので更に幾つか追加して試してみたら、551個目は上限に達したとメッセージが出て登録できなかった。550の上限は間違いないようである。Google日本語入力では1000くらいあるそうなのでとりあえずは問題ない。
今後、拡張等のルールを追加するようなことがあれば、特殊拡張から自分として使用頻度の低い物を削る予定である。(追ってすぐに削るかもしれない)