用紙品質は国産に限る

投稿者: | 2016-07-18

 ノートに筆記するためにどんな筆記具を使うかも、ノートを選ぶときに重要である。一般的な文字中心の筆記であれば、鉛筆やシャープペンシル、ボールペン、万年筆辺りとなるので、これら筆記具で問題なく書けるのか、要するに用紙の品質にも色々あるものなのだ。鉛筆やシャープペンシルなら、ほとんどの用紙で問題無いと思うが、ボールペンや万年筆はインクの染みこみや裏写りの問題がある。
 たとえば、自分はこれまで、手帳サイズの携帯ノートとしてMOLESKINEのポケットサイズを好んで使っていたが、これは海外製で高価ながら、用紙の品質はあまりよろしくない。特に万年筆はインクによって裏写りが激しい。あるいは、同じMOLESKINEでも個体差もあって、裏写りしにくい用紙の場合もある。もう一つは罫線の濃さもばらつきがあって、濃すぎて筆記の邪魔になる場合のものもある。MOLESKINEはたいていビニールで封じられて売られているので購入するときにその辺のことを確認することもできないし、確認できたとしても同じ店で売られているあるいはその時期に輸入されたものは同じような具合であることが多いので、困ったことになる。
 コクヨやアピカ、ツバメノートやマルマンなど、国産のノートでは、まず品質のばらつきはほとんどないし、用紙の品質としてもインクがにじんだりするものはあまりない。用紙の厚さと滑らかさが一定以上あれば万年筆での筆記にも適している。それに、国産の製品は海外製の有名ブランド品よりもずっと安くて入手しやすい。これは文具に限ったことではない。日本人の感覚に合うのはやはり国産製品なのである。
 海外ブランドの文具、ノートなどはデザインの見た目は格好が良いが製品の品質ということになると、総じて国産製品には適わない。
 従って、自分も今後はノートなどの類については国産製品から選ぶことを基本にしたいと思っている。とはいえ、MOLESKINEやRHODIAなど、国産品には無い特徴を持っているものも多いので、一様に海外製品を使わないということにもならない。