横罫派

投稿者: | 2016-07-18

ノートのレイアウトには、最も一般的な横罫(Ruled)のほか、方眼(Block)、無地(Plane)がある。MOLESKINEなどフォーマットが選べるノートではこの3種類から選ぶことが出来るが、どのノートにも各種が用意されているというわけでもない。
普通、文章書きが中心なら横罫で、図形などを多用するなら方眼、イラストなど自由に使うなら無地が良いと言われる。コクヨの大人Campusでは、
http://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/otona-campus/
のように使い分けの例が示されている。
InputとOutputという分け方は、これまで見たことが無かった。
この3種類は、一応MOLESKINEで全て使ってみたことがある。
基本は横罫で、Inputというよりはアイディアをテキスト形式で出力するからOutput的な使い方だと思うのだが、自分には昔からこれが一番合っている。
方眼は、マス目にとらわれて字を書いてしまうが、文章ばかりを書かなければならないような感覚からは解放されるので使いづらいということはない。文字の大きさにあまりとらわれずに書けるのは良いが、本来の方眼を生かすような図形の類を書くことはほぼない。
無地は更に自由で、文字を大きく書いてしまって、一見無駄に使ってしまいそうにも思うが、後で見るとそれが実は読み返しやすかったりする。
結局、どれを使っても使いづらいということはないのだが、用途として合っているのはやはり横罫で、これが一番安心する。
方眼や無地だと、よくあるノートの良い使用事例だとか、綺麗に整理してあるノートのように、どこに何を書こうとずいぶん意識してしまう。それが得意な人はそれのほうが良いに違いないが、自分は少々そういう発想は苦手であって、思いついたことは短文なり長文なりの文章として書いておくほうが得意だ。その方が何でも説明しやすい。
これを方眼を使って図形的にとか、無地でイラスト的にと言われるとかなり困惑する。
ただ、絶対にテキストオンリーかというとそうでもないので、どういう場合でもどうにか使えるということを考えると無地がその選択肢になるのか。しかし無地を選択するとテキストを書くときには少々都合の悪いこともあって……。
つまりは、どれが最適なのかを決められる自信が無く、どのフォーマットを使っても良いとも言える。