このブログの原稿を、最近は原稿用紙に万年筆で下書きをしている。一度書いて、そこから余白などに訂正を書き入れて、それを元にWZ EDITORで入力するというプロセスである。
さて、その万年筆で書いた原稿の訂正も万年筆で行いたいと思い、青系色のインクで書いた原稿の訂正ということで、それとは違う色として当初は緑色のインク、色彩雫の深緑などを使っていたが、訂正はやはり赤系色だろうということで、同じく色彩雫の紅葉や、PILOT標準のレッドなどを使ったりもしている。眠らせてあったセーラーの万年筆を引っ張り出してきて、赤インクを付けペン状態にして使っていた。ところが、インクが終わりのほうの段階になって、明らかに赤色が変色してきた。ボルドーかと思えるように、黒っぽい色が混じってきたのである。
どうやら、セーラーの万年筆に入れていた青墨か極黒のインクが経路に残っていて、それと混じったようなのである。無論これは、きちんと洗浄をしていない状態であったからに他ならない。極黒も青墨も確か顔料か何かを使っているはずで、本体やコンバータに強く付着しやすいのかもしれない。きちんと洗浄しないとこういうことになるのだが、付着も激しいのなら洗浄もそれなりに大変である。コンバータ内部のインク付着はなかなかとれない。やはり、原則どおりに色を変えるときなどはしっかり洗うべきなのである。同じ系列の色であれば、多少混じっても問題は無いと割り切ることも可能であるが。