A5サイズのノートは、自分にとって大きさが一番都合が良く感じるので、ノートを選ぶときはこのサイズばかりである。Campusノートなどの普通の物もあれば、アピカのCDノートやLIFEのノーブルノート、ミドリのものなど高級な類に属するものもある。ツバメノートはどっちに入るのか。特別高級・高価というわけではないし、安価というわけでもない。中性紙のフールス紙、昭和22年から変わらないという重厚感のある大学ノートのデザイン、糸綴じ、罫引きなどの特徴を持ったノートで、種類も多く、コラボ商品も多くて愛用者も多い。
自分も何年か前に知って使ってみて、厚口のフールス紙はどんな筆記具でもだいたい相性が良く、心地よく使えるので気に入っている。滑らかすぎないので鉛筆では適度な引っかかりがあってくっきりと書ける。万年筆では滲まず裏写りもなく適量のインクフローとなる。罫引きの水性インクも万年筆のインクを弾くこともない。
当初、モレスキンを使っていて、併用しているツバメノートはあまり使わなかったのだが、書きやすくて癖がないので、次第に使用する率が上がり、だいたい今ではメインのノートとして使っている。
ページ数の多い厚いものが良い。理由は、たっぷりと使えるからに他ならない。未使用のページがたくさんあるだけで、何を書こうかと心が躍るような感じさえするからだ。
50枚(100ページ)のタイプ以上は、背の部分にラベルもついていて益々ノートらしいノートのデザインになる。60枚120ページ辺りが厚手としてちょうど良い分量かもしれないが、最厚の100枚200ページのを堂々と使いたい。型番「H100S」の100枚ノートは、何故かサイズが僅かに他のA5のシリーズより小さい。1センチくらいもの厚みがあるので最初や最後のページは開いたときに段差が生じて、そのままでは書きにくく下に何かを当てる必要があるのだが、そういう所も含めて、厚いノートを使っているという実感があり、また心地よい。
それだけページがあってもその気になれば消費するのも早いので、常にストックを持っておきたい。