WZについての雑感

投稿者: | 2018-08-26

WZ EDITORは市販のテキストエディタとしてVer.1の頃に使い始めた。それから適宜、新版が出るたびに購入した。あるとき販売していた会社が変わり、今後どうなるのか不明だったのと、しばらく更新が出なくなった時期があり、その時からしばらく秀丸に乗り換えていたが、Ver.8からまたWZを主に使うようになっている。今も最新のVer.9を使っている。
WZは、当初、DOSのエディタとしてあまりにも有名なVZの後継版として有名になったが、VZを移植したというわけでもない。
WZは、当初から独自の方針と操作体系を持ち、徹底してカスタマイズをしたりして手に馴染むエディタとして使われている。原稿書きや脚本、縦書き対応など、古くから和文の文章書きのことをよく考えている製品としても気に入っている。市販製品ということもあって機能は豊富で、ファイラーやメーラー、アウトラインプロセッサ的なものなどアプリケーションに匹敵する機能を搭載している。マクロはC言語に似た独自のもので、他のエディタによくあるスクリプトやインタプリタではなくコンパイル型であるため、そういう高度な機能を備えることができるらしい。
自分は、各種の文章書きにエディタを使っていた。ブログの原稿もエディタで作成している。動作が高速であることと、表示の環境、キー操作などをカスタマイズできて、手に馴染む道具としてWZを好んで使っている。HTMLの作成もWZを使っている。
しかしWZは設定の方法や操作方法にWindowsの標準的なアプリケーションとは相容れない所が多く、また、Versionが変わるとマクロを含めて仕様が大きく変わることも多いので、そのたびに新しく操作方法を習得しなければならない。
今もそれは更に複雑になっていて、目的の設定はどこからどうしたら良いのか、まずそれを調べて探すのに苦労している。
そういう独自性のお陰で高度な機能が実現されている所もあるのだが、Windowsと仕様が合わずに、他のアプリケーションの感覚で使えずに苦労することもある。
インストーラがセキュリティソフトやWindowsの警告を受けるのも謎である。マイナーバージョンアップで改善されたり、逆に不具合が出たりするが、他のエディタではあまりそういう経験がないような所がおかしくなったりして時々困る。推奨されない方法ではあるが、マイナーバージョンを戻して様子を見たりもするが、それでも不都合があるときは、もうやはり一時期乗り換えていた秀丸など他のエディタと併用するしかない。