電卓の大きさ

投稿者: | 2019-04-14

一般的な事務用電卓は機能が同じでも大きさが異なる物がある。機能から選んだ場合はどれを選ぶか迷うことになる。
最も小さな物は手帳型などと呼ばれるもので、大きさは名詞より一回り大きいくらいもので、手のひら大よりも小さいか概ね同じくらいまでのサイズの物である。かつては主流だったこのサイズのものは、持ち運びには便利ですぐ脇に置いたり持ったまま使えたりするので便利であるが、卓上で連続して計算するなど常用するにはキーのピッチが小さいなどで入力しにくい。
今の主流、標準となっているのはナイスサイズ、ジャストタイプなどと呼ばれるもので、横幅が11~12センチ、縦が18センチ程度のものである。このサイズは卓上で使うことが前提とされているが、多くの人の手の大きさによく合いキーピッチが最適化されていて、また持ち運ぶにもさほど都合が悪くなく、最も使いやすいサイズとなっている。
これより縦が一回り小さいミニジャストサイズなどと呼ばれる物もある。これは、縦長が短い分縦のキーピッチが詰められたりしており、早打ちなどができる人の場合は少し使いにくく感じるかも知れない。だが卓上では取り回しが利く適度な大きさでさほど使用頻度が多くない場合や頻繁に置き場所を変えたりする場合には都合が良いかもしれない。
一方の大きな方のサイズとしては、セミデスクトップサイズなどと呼ばれる物がある。横幅が13~14センチくらいで、キーが6列あるタイプで、縦はナイスサイズと同程度の物である。これより小さな5列キーの物とキーの配列が違うため、使い分ける場合などは少し迷う場合があるが、キーピッチに余裕があるので打鍵はしやすく、安定感もあり卓上での作業には都合が良い。持ち運ぶことができないとまでは言えないが、基本的には卓上に置いたまま、あまり移動させずに使うことが前提になっている。
本格的な実務電卓と呼ばれる物は、ジャストタイプが主流であるが、他にセミデスクトップの大きさの物がある。きちんとした物を選ぶならこのどちらかのサイズとなり、これ以外の大きさのものはない。どうしても持ち運びに便利な軽く小さい物というような要件がなければ、この二つのサイズの製品の内から選ぶのが良い。
自分も様々なサイズを使ってきているが、使いやすいのがこの二つのどちらかである。置いて使うならセミデスクトップであるが、手に馴染むのはナイスサイズ、ジャストタイプのほうであるので、そこは逆にまだ迷いもある。