これまで東プレは、Justsystemsとのコラボで一太郎モデル、ATOKモデルのRealforceを限定販売でリリースしてきた。
一太郎・ATOKは和文ワープロ・日本語入力の最高峰であって、Justsystemsでは同様に国産の良品に拘りを持って公式ショップで多く取り扱ってきている。キーボードの分野で国産の良品と言って、RealforceやHHKBを置いて他に無いので、これらが販売されるのも自然なことである。
コラボRealforceは、一太郎やATOKの機能をキーに割り当ててあり、専用のキートップが付属していたりする。一定期間で販売は終了するようであり、時期により様々ではあるが一太郎とRealforceの組み合わせで最良の文書入力・作成環境ができることは間違いない。
一太郎・ATOKとコラボモデルのRealforceは公式の所で推奨されている組み合わせのような気もして、相性が最高に良いとも思う。普通のRealforceも最良の入力環境であるから、それらと一太郎などの組み合わせとしても最良に違いない。無論、他の多くのキーボードも相性が悪くて使えないというものはほとんどない。
JustsystemsコラボのRealforceは、JIS配列のものばかりであり、US配列のものはない。
US配列は、ローマ字入力そのものには問題ないが、変換・無変換やカタひらローマ字、半角/全角キーがないので、これらに割り当てられている機能についてはキー定義をカスタマイズして任意のキーに割り当てなければならない。
例えばIMEのオンオフは、JIS配列なら[半角/全角]だが、US配列ではこれが標準で[Alt]+[`]のキーに割り当てられている。この割当でも慣れると問題ないが、頻繁に切り替える場合は別の割当にしたほうが良い場合もある。例えば自分は[Ctrl]+[Space]としている。
他にも、変換キーなどに割り当てられている機能、後変換で[Ctrl]+[@]に割り当てられている機能(半角後変換)など、少し割当を調整する必要はある。US配列用の定義が最初から用意されていても良さそうな物だが、どうもそういうものはないように思われるので、ここは自分で設定しなければならない。全てを適当に割り当てるのは難しいが、マウス操作で十分なコマンドもあるので、使用頻度に合わせて考えるべきである。
US配列を選ぶような人は、それを自分で設定できるくらいの技能はあるのでそういう調整自体は問題ではないと思われる。