Windows Vistaで、USBメモリなどをメモリ代用として使用し、マシンの高速化を図れるというReady Boostを試してみる。
BUFFALOのRUF-2Sで512MBのがあったので、それで試す。設定は簡単で、推奨の430MBをそのままReady Boostに割り当ててみると、最初にHDDからしばらく何かをUSBメモリに読み込んでいる様子。
体感的には、まあほとんど何も変わらない。
そこで、「CrystalMark 2004R2」というベンチマークソフトを使って数値的な計測をしてみた。
結果、HDDのスコアがReady Boost無しで2648だったのが、USBメモリReady Boost有りだと4766まで上昇した。(他の項目はほぼ変化なし)
つまり、数値的には確かにその効果が現れている。しかしながら、現状のPC構成でのメインメモリが2Gであって、メモリの使用率も通常4割程度であるため、あえてReady Boostを使うと特に効果があるというわけでもなさそうだ。
Ready Boostは、メイン盛りの機能を分散するのではなく、HDDのキャッシュに相当する分をUSBメモリで代用させるというような機能のようで、つまりはUSBメモリの読み書き速度にも依存するし、Windowsの起動などにおいては、そのUSBメモリ側へキャッシュを作成するための読み書きの関係から、Ready Boost無し状態よりも遅くなるという場合もあるようで、無論USBメモリ製品の読み書き速度の関係もあり、一概に必ず効果があるとも言えないようだ。